妊活で男性がやるべきこととは?大事なポイントを紹介します!

2024/08/23

こんにちは、東京都江東区にある不妊専門鍼灸院、住吉鍼灸院です。

妊活で男性がやるべきこととは?大事なポイントを紹介します!

不妊症は、妊娠がなかなか成立しない状態を指します。

その原因は様々であり、女性だけでなく男性にも関連する要因があります。

妊娠しやすい身体を作るためには、ご夫婦が健康な生活習慣を心がけることが重要です。

不妊の原因は男性にもあります

現代の不妊の原因の男女比率は50:50と言われているくらい男性にも不妊の原因があり、その多くは治療可能です。

妊活を始める際、男性も自身の健康や生活習慣を見直す必要があります。

男性不妊の原因

男性不妊の原因は様々ですが、主なものには精子の質や性機能の問題が挙げられます。以下、主な原因を見ていきましょう。

精子自体に問題がある(造精機能障害)

精子の形や数に異常がある場合、妊娠が難しくなります。

精子を作る機能が低下してしまうことを「造精機能障害」といいます。

男性不妊症の原因の中で最も多く、約80%を占めています。

精巣の中で精子を作る機能が低下して、射精した精液中の精子の数や運動が低下するために、パートナーに子どもができづらくなってしまいます。

 

造精機能障害の半分以上は原因不明と言われています。

 

また、精索静脈瘤、薬剤性、下垂体性性腺機能低下症、精巣形成不全症候群などの原因がある場合もあり、原因の治療をすることによって造精機能が改善する可能性があります。

EDなど性交渉に問題がある(性機能障害)

性行為が困難な場合、妊活に影響を与える可能性があります。

勃起や射精ができないことで満足に性行為ができず、不妊症となってしまうことをいいます。 1997年の男性不妊症原因調査では3.3%程度でしたが、2015年の調査では13.5%と上昇しており、年々増加しています。

勃起障害(ED)とは、セックスを行うのに十分な勃起を維持できないことをいいます。

 

「子どもをつくろう」という過度なプレッシャーなどによって交感神経が優位となってしまうことで、勃起がしづらくなることもあります。

勃起はできても、射精ができない場合もあります。 これを射精障害と言います。射精障害にも様々なタイプがありますが、中でも最近は「腟内射精障害」が増加しています。 腟内射精障害とは、マスターベーションでは射精できるのにも関わらず、性行為中に射精できない状態のことをいいます。

精子の通り道に問題がある(精路通過障害)

精子が通る道に何らかの障害があると、射精ができず卵子との受精が難しくなります。

精子の通り道である精管が詰まってしまうことで、精巣内で精子はできているのですが、それが外に出てくることができなくなってしまうことがあります。これを「精路閉塞障害」といいます。精路閉塞障害は、 前立腺液もしくは精嚢液が射精液として出ることで普通に射精ができるので、精液検査をしなければ自覚がないために気づかないのです。

年齢による精子力の低下 

男性の年齢が上がると、精子の質や数に影響が出ることがあります。身体の老化と同じで精子も老化していきます。

※グラフの図を入れる

男性不妊の検査

男性不妊の原因を特定するために、検査が行われます。代表的な検査項目は以下の通りです。

精液検査

精液中の精子の数や形、運動能力などを調べます。

精子の状態を調べる検査です。 

男性不妊症で最も重要な検査です。

精液を採取し、精子の濃度や、きちんと運動しているかどうか、精子の形が正常かどうかなどを調べます。

通常の不妊クリニックさんと男性不妊専門のクリニックさんでの精液検査は精度が違う場合がありますので、もし精子の状態を正確に把握したい場合は、男性不妊専門のクリニックさんで検査していただくことをお勧めします。

超音波検査

精巣や精管などの内部を観察するために行われます。

超音波の機械を使って、精巣の大きさや状態、精索静脈瘤が無いかどうかなど、生殖器の状態を調べます。併せて視診・触診も行います。

血液検査

ホルモンバランスや感染症の有無を確認するために行われます。

ホルモンの状態を調べる検査です。

精子はホルモンの司令によって精巣で作られます。ホルモンバランスが崩れていると、精子が作られにくくなります。血液中のホルモンを調べることで、生殖機能に問題がないかを調べます。

性感染症検査

性感染症が不妊の原因となることがあるため、検査が必要です。

泌尿器科や男性不妊専門のクリニックでも検査を行うことができます。

一般的なクリニックでの治療方法

一般的なクリニックでは、薬物療法や精液の凍結保存、人工授精などの治療方法が行われます。

住吉鍼灸院での治療方法

住吉鍼灸院では、鍼や灸をメインに治療を行いサプリメントなどの自宅ケアを取り入れながら治療を行っていきます。

妊活前に男性がしておくことは

妊活を始める前に、男性も以下のことを検査、確認しておく必要があります。

精液検査

まずは自身の精子の健康状態を知るために精液検査を受けましょう。

風疹検査

風疹にかかると胎児に影響が出る可能性があるため、女性だけではなく男性も予防接種の必要性を確認しましょう。

禁煙

喫煙は精子の質に多大なる影響を与えるため、禁煙を心がけましょう。受精の質にも影響します。

パートナーとの話し合い

妊活についてパートナーとの意思疎通を図り、共に取り組む姿勢を示しましょう。

いつまでに子供が欲しいのか、何人欲しいのか。協力してほしいことはあるかなどを事前にコミュニケーションをとっておくことが大事です。

妊活のために男性ができることと注意点

男性が妊活に取り組む際のポイントや注意点を紹介します。

栄養バランスの取れた食事をとる

健康的な食生活は精子の質にも影響を与えます。添加物などに気をつけましょう。

過度な飲酒を止める

過度な飲酒は精子の生産に悪影響を与える可能性があります。

熱い温度での長時間の入浴は控える

高温環境は精子の生存率を下げるため、注意が必要です。サウナなども精子の生存率が下がってしまいますので、頻度には気をつけましょう。

長期間の禁欲生活はNG

長期間の禁欲生活は逆に精子の質を低下させる可能性があります。3~4日目安に射精していくことをおすすめします。

適度な運動

適度な運動は精子の生産や質に良い影響を与えます。

妊活を始める前知っておくと良い知識

妊活を始める前に知っておくと役立つ知識を紹介します。

女性の妊娠の仕組みについて

女性の生殖器官や周期について理解することが重要です。女性の身体はデリケートです。排卵日や生理開始日など周期を知っておくだけでも協力に繋がります。

妊娠しやすいタイミングについて

排卵日や受精可能な期間など、妊娠しやすいタイミングを把握しましょう。

男女ともに妊活前に必要な検査について

両者が健康であることが妊娠の鍵です。必要な検査を受けましょう。

妊娠しやすい体づくりについて

健康的な生活習慣や栄養バランスの取れた食事が重要です。

妊活や出産にかかる費用について

不妊治療や出産には費用がかかることがあるため、事前に準備をしておきましょう。

不妊治療を始めるタイミングについて

治療を始めるタイミングを見極めるためにも、専門家の意見を聞くことが大切です。

申請できる保障や必要な手続きについて

不妊治療に関連する保険や補助制度などを確認し、活用することも考えましょう。

夫婦で妊活するうえで大切なこと

夫婦で妊活に取り組む際に大切なポイントを紹介します。

クリニックには夫婦で一緒に通院する

治療やカウンセリングには夫婦で共に参加し、支え合いましょう。住吉鍼灸院でも初診からご夫婦でご来院することをおすすめしております。

生活習慣の改善は夫婦で協力して行う

健康的な生活習慣は両者の健康に直結します。一緒に取り組みましょう。

言葉にして気持ちを伝える

ストレスや不安を抱えている場合でも、お互いに気持ちを話し合いましょう。

相手の話を聞き、心に寄り添う

お互いの気持ちや考えを理解し合い、支え合うことが大切です。

夫婦関係の悪化を感じたら、妊活を休憩する選択も考える

妊活中に夫婦関係に悪影響が出る場合は、一時的に休憩することも必要です。

妊娠したら男性側ができること

妊娠後も男性ができるサポートを紹介します。

女性の身体の変化を知ろう

妊娠中のパートナーの身体の変化を理解し、サポートしましょう。

家事や身の周りのサポート

家事や買い物など、日常生活のサポートを行い、ストレスを軽減しましょう。

まとめ

妊活において、男性の役割も大きいことが分かりました。夫婦で協力し合い、健康的な生活習慣を心がけることが、妊娠に近づくための重要なポイントです。そして、一緒に取り組んでいくパートナーの身体の事を知ることも妊娠に近づくポイントですので、普段のコミュニケーションを大切にしていきましょう。


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