症例報告46
【患者像】
54歳 女性 会社員
【来院】
2014.2
【症状と来院理由】
主訴::気持ちの浮き沈み、精神的不安、うつ症状、心療内科へ行こうかと相談
【治療経過と内容】
治療方針:仕事と家事の両立で体の緊張がありましたので、まず筋肉を弛緩させていくことから始めました。特に首の緊張緩和を行ないました。また自律神経の乱れを調整し、カウンセリングを行ないながら溜まった感情を吐き出し心の安定を図りました。
治療経過:再来され1回目の施術では傾聴をメインに行ないました。そのことだけでも心の安定を取り戻し、2回目以降は自律神経の施術をメインに行なった結果、3回目では本来の元気な状態にほぼ戻りました。
【同時に治療した症状】
肩こり
【使用した主なツボ、手技など】
百会、天柱、えい風、肝兪、オイルトリートメント、整体
【考察・まとめ】
初診の主訴は代謝が悪く痩せにくい、便秘、疲労感でしたが、その後妊娠され2人のお子さんを出産されました。その後復職されたときにうつ症状を発症してしまいました。仕事と育児が重なったことで体への負担とまた精神的な余裕がなくなってしまったことで心と体のバランスを崩してしまったと考えています。鍼灸施術をしたあとは体が楽になるとお話され、体への負担が減ることで、心にも余裕ができうつ症状は改善されています。症状が良くなっても再発を防ぐために、施術を継続中です。