症例報告48
【患者像】
H・Hさん 30代 女性 会社員
【来院】
2019.1
【症状と来院理由】
主訴:不妊
平成29年11月から不妊専門クリニックにて不妊治療を始め、人工授精8回。体外受精1回を行う中で陽性反応はなし。平成31年1月に初期胚移植を予定し、体質改善を目的にご来院された。
【治療経過と内容】
治療方針:骨盤の歪みの改善、自律神経の調整、血流改善。
治療経過:筋肉の筋緊張があり、腰痛・首肩こりなど不定愁訴がある中で移植周期のため、初回から骨盤内の血流促進と自律神経の調整のために骨盤骨格の調整と鍼灸治療を行う。2回目以降は移植に合わせて、オイルトリートメントで筋肉の緊張緩和と内臓機能の調整を行う。採卵をして卵のグレードも良く、移植をするも陰性。その後は体質改善のために身体に合わせて歪みの調整と自律神経の治療を中心に行う。治療を開始して7ヶ月目に入り、タイミング療法で令和1年8月に陽性反応を認められた。
【同時に治療した症状】
首肩こり、腰痛、冷え性、自律神経の調整
【使用した主なツボ、手技など】
三陰交、百会、中脘、整体、オイルトリートメント
【考察・まとめ】
最初の1ヶ月は初期胚移植を予定していたため、周期治療を行い、その後は体質改善を目的に根本改善に切り替えて週1〜2回の治療と初診時にお伝えした自宅ケア(足湯、水分)を徹底して、姿勢矯正のためにソックスとパンプを着用して毎日、足元からの血流改善と骨格の改善を行う中で治療と共に身体の変化があり、その中で体質が変わってきていました。早い段階からご主人も共に治療をする中で生活習慣の改善も見受けられて、最終的にはタイミング療法で自然妊娠されました。当院にご来院されるまで人工授精や体外受精を繰り返してきたが、ご本人も驚かれていましたが、本当に嬉しい結果に繋がりました。