不妊と冷えと栄養素

2019/10/30

最近は気温がぐっと下がり、秋がやってきたことを体感します。
季節の変わるころは、体調を崩しやすいです。

今回、妊活中のかたにお伝えしたいことは冷えと栄養についてです。

まず、ご自身が冷え体質だと感じていますか?
 
分からない方は、冷え性チェックをしてみましょう。
□オシッコが近い
□いつも手足が冷えている
□お腹を触ると冷たい
□平熱が36.4度以下だ
□夜、靴下を履かないと眠れない
 
この症状に当てはまる方は、間違いなく冷え性体質です。
体質改善をしていくためには、日常生活を変える必要があります。
そこで注意すべき5つの点があります。
①規則正しい生活
②十分な睡眠
③バランスの取れた食事
④適度な運動
⑤ストレスを緩和する生活
 
簡単に見えて、なかなかできていない方が多いのではないでしょうか?
女性の排卵機能には、自律神経や内分泌系と大きな関係があり、不規則な生活をしていると乱れやすくなります。
毎日同じ時間にバランスの良い3度の食事を摂り、運動を積極的にすること、そしてストレスのためない生活をすることが大切です。 
治療は運動に近い効果があり、血流を良くしたり、代謝を促してくれます。
また自律神経の調整も行ってくれるので、体質改善には欠かせません。 

 
冷えと言えば現代人の多くが自覚していないと言われています。
 
お風呂に入ったとき思わず「あぁぁぁ~」と声を上げたことはありませんか?
「気持ち~」「緊張がゆるむ」そんな意味も込められていると思いますが
自分の身体の冷えに気づき思わず発した声かもしれません。 
お湯の温度は38度~42度程度が多いと思います。
熱すぎる温度ではありませんので、熱く感じるということは身体が冷えている証拠なのです。

では実際にご自身の体温はいかがでしょうか?低いほうが健康だと思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか? 
37度もあれば病人、熱を下げる薬をくださいと病院を受診する方も多くいらっしゃいます。
 
本来なら平熱でも37度を保ちたいくらいです。平熱は高いほうが健康的なのです。
免疫力を保ち、心も体も健康的に過ごすためには、このくらいの体温が必要になってきます。
 人間の体には常に酵素が働いています。酵素は37度~38度の間で一番活発に働くと言われています。
しかしこれは内臓での温度ですので、体表の温度は36.5度~37度くらいが望ましいと言われています。

日頃から体温が低い方は慣れているため、違和感はあまり感じていないと思いますが、身体は寒さを常に感じています。
頭痛や月経痛、月経不順や不妊にもつながります。
お身体を温める意識を持ちましょう。
 
そして、
そんな冷えを作っている原因の中には、食事が関わっているものがあるのはご存知ですか??

皆さんは普段からどんなものを食べどんな生活を送っていますか?
食事の仕方についてチェックしてみましょう。
 
□食事の時間がバラバラ。
□食事のバランスには無頓着。
□ゆっくり食べる時間がなくかきこむ。
□インスタント食品をよく食べる。
□週に3回以上飲みに行き、好き放題に飲み食いしている。

  どれくらい当てはまりましたか? 
毎日の良く生活を振り返ってみましょう。
毎日のお仕事、習い事や育児、介護など忙しい方が多いでしょう。 
しかし食事は身体を作るものです。 
わかっていても疎かになりがちなのが食事なのです。
以下のような食生活をしている方は、特に注意が必要です。

・1日2食以下、または3食だが時間がバラバラ。
・1度に2・3回しか噛まずに飲み込んでしまう。
・生野菜や牛乳など冷たい物ばかり食べる。
・油っこい、味付けが濃い、甘い物などをよく食べる。
・激辛料理やアルコールなど刺激の強い物を多く食べる。
・同じものばかり食べてしまう。
・極端なダイエットをしている。
・コーヒーを1日2杯以上飲む。 
 
このような食生活は、身体を冷やしてしまいますし、妊娠を望む方には、特によくないお食事です。
理想的な食生活は、規則正しい食生活です。
できるだけ新鮮で、オーガニックのものがよいです。生命エネルギーが強いからです。
よく噛むことも胃腸への負担を負担を減らすことができ、満腹中枢も働いてくれます

また頭脳労働の多い現代人には、
タンパク質:炭水化物:野菜類=1:3:1 で摂ると良いと言われています
炭水化物は燃料となるので、脳を働かせるためにはとても大切です
 
そしてミネラルは様々な身体の機能を支えるのでバランスよく摂ることが重要です
 
 最後に、妊娠前にも妊娠中にもとても重要な栄養素、タンパク質についてです
 
身体を作る基礎となるのが、
「たんぱく質」
  
※タンパク質を含む食材 ⁑ 牛肉、豚肉、まぐろ、ぶりほたて、卵、大豆  などなど、、、
 
たんぱく質は皮膚や髪の毛、爪、骨や血管、内臓にいたるまで、私たちの身体を作っています。
酵素やホルモンなども、たんぱく質から作られています。ママになる前から身体の土台となる食材をしっかりと取っておく必要性を感じますね。
では不足すると、どんなことにつながるのでしょう?
・肌のうるおいがなくなる。
・骨や歯が弱くなる。
・内臓や血管が衰える。
・筋肉が衰える。
・貧血になる。
・菌やウイルスに感染しやすくなる。
おばあちゃんのような肉体がイメージできちゃいますね。
神経伝達物質のおおもとでもあるので、安定してくると自律神経も整い
ホルモンバランスも良くなります。
たんぱく質は常に身体に取り込むことが大切です
「今日、豚肉食べたから大丈夫」 など食いだめはできません!!!
そのためこまめに摂取する必要があります
 
体重1kg当たり、妊娠前の方で1~1.5g。妊娠中の方で1.5~2g。
 体重50kg当たり、妊娠前の方で50~75g。妊娠中の方で75~100g。
体重当たりの摂取をおすすめします。生卵1個に含まれる。たんぱく質は6.5gですのでかなり必要なことがわかります。
特に妊娠中のたんぱく質不足は、むくみをまねきます。原因物質である
たんぱく質の一種であるアルブミンです。スポンジのように
水を含む働きがあります。
不足すると、水を吸えなくなりむくみます。
 
またアルブミンは、ビタミンやミネラルを運ぶ働きもあるため、不足すると、ビタミンなどをいくらとっても運ぶことができません。
たんぱく質って本当に大切な働きをしてくれているのですね。 
こまめに、そしていつもよりも沢山、摂るように心がけてみてください!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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住吉鍼灸院 監修

産婦人科医 平林大輔先生



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