忙しくても心と体のバランスを保つ為に

2019/11/28

妊娠をご希望されている方も「どうして、なんで、妊娠をしたいのか」
そこを掘り下げてみると
・ご両親に孫を抱かせてあげたい。
→喜んでもらいたい。
・兄弟をつくってあげたい。
→寂しい気持ちを取り除いてあげたい。

色々と感情が出て来ます。


一人一人の出どころ一人一人の気持ちをお互い(相手と私たち)が理解し求めているところに向かって治療が出来ればベストだと思います。


私たちはただ治療をしているのではなく相手が「どうしてそうなりたいのか」「どうしてそう思うようになったのか」を大切にしています。

あくまでも良くするのはご自身です。
気付かない自分の気持ちや身体の状態を
確認しながら受け止めて
一緒に改善に向かって歩んで行きましょう。


気分が不安定になると、薬を飲んだ方がいいんじゃないかと思ったりしたことはないですか?

今回はまず、お薬についてのお話です。

『抗うつ薬』と『抗不安薬』の意識的な違いについてお話させていただきます。

まずこの名前を聞くと

抗うつ薬:「うつに効く、気分がさえないときに効く…」
抗不安:「不安な気持ちが安定する、心配事がまぎれる…」

のように想定される方が多いと思います。

皆様はいかがでしょうか?

実はこれ違うんです!!!


『抗うつ薬』は
飲んだからと言って元気にしてくれるわけではありません。
薬を飲んでその事実に安心して、元気が出た人はいるかもしれません。
しかし「元気が出た」という事実があっても、薬を飲んだから必ず元気になるとは言えないのです。
抗うつ薬は、脳内のモノアミンという神経細胞の橋渡しをしてくれる物質を増やすお薬ですが、どうして効くのかははっきりしていません。
うつの患者さんはこのモノアミンが少ない状態になっているので、


『抗不安薬』こちらも不安をなくす薬ではありません。
辞書で「不安」と調べると、

①気がかりなこと。心配なこと。
これから起こる事態に対する恐れから、気持ちが落ち着かないこと。また、そのさま。

②(哲学)人間存在の根底にある虚無からくる危機的気分。
原因や対象がわからない点で恐れと異なる。実存主義など現代哲学の主要概念。

③(心理学)漠然とした恐れの感情。
動悸・発汗などの身体的徴候を伴うことが多い。

と出てきます。
特に①で述べているようなものに対しては抗不安薬は効かないことがわかっています。


そう考えると名前に捉われることって多々あるのかもしれませんね。

当院では、鍼灸やオイルトリートメントを用いて、お身体をリラックスさせる副交感神経を優位にしていくことによって、自律神経のバランスを整える治療をしています。
自律神経失調症かた、うつの方はこのバランスが乱れていることがほとんどです。
鍼灸治療もお薬と同じように、受けたからそのことに安心して楽になったという方もいらっしゃるかもしれません。
お薬は副作用のリスクがあり、何かを体の外から入れていくのに対し、鍼灸治療は自分の内側や元々の体の力を高めていく治療で大きな副作用などはありません。

どちらにも良い面はありますが、自分のお身体を根本からよくしたい方には鍼灸治療は合っていると感じています。


鍼灸治療以外にもご自身で出来ることの一つがお食事の管理です。

栄養素は感情に関わってきます。

いそがしく時間に追われている現代、何となくイライラしてしまう・・・。
そんな方も多いのではないでしょうか?
イライラする1つの原因はカルシウム不足にあると考えられます。



ここでカルシウム不足チェックをしてみましょう。


□カット頭に血が上りやすい

□寝つきが悪い

□常にイライラしている

□些細なことが気になって落ち着かない

□気分の変動が激しい

□乳製品が苦手

□大事故でもないのに骨折したことがある

□足がつりやすい

□飽きっぽくなった

□血圧が高いと指摘された



カルシウムは感情のほかに筋肉や血管の調整にも必要な栄養素です。
カルシウムは神経を鎮静させる機能があり、不足すると制御不能の怒りっぽさが表れやすくなります。
寝ているときに足がつるのもカルシウム不足か、カルシウムの量を調整するマグネシウムの不足が関係しています。
血行を良くするのもカルシウムの働きのためカルシウム不足は高血圧や動脈硬化のリスク要因なると言われています。
日本人が一番不足しているのはミネラルと言われているので意識して取るようにしていきましょう。

イライラはカルシウム不足が一因になっていることはわかりましたが、それでも気分が落ち込むときもありますよね。

次は『こころとからだのバランス』についてお話しさせていただきます。

こころ(心)とからだ(身体)は『心身一如』と言われるように親密な繋がりがそこにはあります。
身体で感じることと心で感じることは同じようで全く違うのです。
「こうしなければならない」「こうあるべきだ」と自分の気持ちにムチを打ち続けていませんか?


「ここが痛い」
「なんだか変な違和感がある」
「緊張が取れない」

そんな自分の身体の声を聞き逃していませんか?
「身体が感じていること」・「心が感じていること」のバランスはとても大切になってきます。

忙しい日々でそんな自分の気持ちに傾けている時間なんてないよ!というお声が聞こえてきそうですが、本当に時間は全くないですか?
よく見てみると、意外と時間は有効に使うとたくさん作れるんです。

1日(24時間)を100%としたときに15分はわずか1%なのです。
1%の時間を使って多く自分と向き合うこと。
たった1%だと出来る気がしてきませんか?

もっとあなたの良さ、素晴らしさを発揮してくれたら嬉しいです。
もっとあなたがあなた自身を好きになれたら嬉しいです。
当院に来てくださることでも自分と向き合う時間となります。

バランスのとれた生活を一緒に創っていきませんか?

サポートさせていただきます。

最後までお読みいただきありがとうございました。


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