こんにちは 今日は男性にフォーカスしてお話していきます。 女性は月に一度排卵をします。 妊娠を希望されている方はこのときを狙って性交渉を行います。 以前不妊クリニックへ通院していたけれどもストレスになってしまってご自身でタイミングをとられている方から 「先月もで、今月もそうだったんですが、その日になると主人ができなくなるんです・・・」と相談されました。 ご主人曰く、仕事のストレスかな・・・と仰るようですが、他の日は大丈夫な様子なのです。 これはまさにご主人、月1回のプレッシャーを感じている状況です。 そしてそのように訴える奥様も少々イライラしている様子なんです。 愛を育むことができる性交渉なのに妊娠のための性交渉になってしまっています。 それではお互いが辛いですよね。 実は、鍼灸治療による血流改善は、男性のインポテンス(勃起障害)にもかなりの効果をもたらします。 <インポテンスの原因> ・器質的 22.3%(身体の構造上の問題) ・機能的 72.0%(構造は問題ないが働きの問題) ・不明 5.2% と男性性機能障害で構造は問題ないけれども、働きが悪いという原因が大多数なのです。 しかもそのうち、心因性のものが68%を占めています。 つまりインポテンスのほとんどは目に見えない心因性によるもので、外科的処置などでは解消できない症状とされています。 そういった心因性のものこそ鍼灸治療が最適だと考えられます。 奥様にはツボの場所をお伝えしてご自宅でご主人へお灸をしてもらっています。 女性は年齢という変えられないものがあるので焦る気持ちもありますが、お互いに思いやりをもって赤ちゃんを迎えてほしいなぁと思います。 このように 妊娠にいたるまでは女性の力だけでも男性の力だけでも成立しません。2人の協力が必要ですよね 今回は男性にフォーカスして以前もお話したとは思いますが、改めて男性自身が気を付けたい男性の妊娠力をUPする栄養素についてのお話です。 栄養で補えることは女性も男性も同じです。 心身ともに整い、健康になることで細胞が元気になり妊娠力も上げっていくというわけです 男性の最も摂っていただきたい栄養素は「亜鉛」亜鉛はとても大切なミネラルで、 ◆精子形成 ◆前立腺の働き ◆精子の運動と活性化 などに関わています 別名「セックスミネラル」と呼ばれるほどです。 しかし亜鉛不足の方が多いのが現状。 亜鉛が欠乏すると ◆意欲の低下 ◆性欲の低下 が起こるのが特徴です。 実際に不妊治療をしている医師も亜鉛を摂ったあとの精子を見て「別人の精子かと思った」とびっくりしたそうです。 もう一つ亜鉛には大きな働きがあります。 それは、 ◆血糖値を下げるインスリン分泌の調整 欠乏するとインスリンの出が悪くなったり逆に出すぎたりしこのような状態になったときに亜鉛が減少します。そのため血糖値を抑えた食事も必要です。甘いものやビール、ついつい増えてしまっていませんか? また合わせて摂ると良い栄養素が「ビタミンD」女性にも欠かせない栄養素ですが男性も同じです。 ビタミンDが不足すると ◆精子運動率低下 ◆前進精子運動率低下 ◆正常精子形態率の低下 が報告されています。 妊娠を考えているカップルは積極的に亜鉛とビタミンDを摂ることをおすすめします! もうひとつ、男性の不妊に関して面白いお話があります。『男性不妊とニンニク』についてお話させて頂きます。 私、ニンニクが大好きなんです^^ニンニクを食べると元気が出ます! ニンニクは「滋養強壮」作用のある食品の1つです。 滋養強壮の意味とは、まず「慈愛」という言葉をご存知でしょうか。 慈愛は「愛をしみ込ませること」 同様に『滋養』とは、「体に養分(栄養分)をしみ込ませること」 『強壮』は精力を含め、「体を強く、元気にする」という意味です。 ニンニクには、 ・疲労回復効果 ・冷え性を改善する効果 ・動脈硬化を予防する効果 ・免疫力を高める効果 などがあります。 そして他には、ホルモンバランスを調整して不妊にも効果的と言われています。 最近問題になっている環境ホルモン※1が 男性の精子を減少させると言われていて不妊の原因にもなっていますが、 (※1環境ホルモンとは体の中で分泌されるホルモンとよく似た働きをする化学物質のことです。本当は必要ないのに、正規のホルモンがたくさんあるような反応が起きてしまいいろいろと病気になったり、体の調子をおかしくしたりします。) ニンニクを使った動物実験では精子の数が40%も増えたという報告もあるのです!! ニンニク特有の臭いは生の時やおろした時が最も強く、加熱したりすることで臭いが弱くなります。ニンニクの臭いが気になる方は揚げたり焼いたりして食べると臭いを抑えることができますよ! 是非みなさんもニンニクを食べて心身ともに元気になりましょう^^ 最後までお読みいただきありがとうございました。
妊活、男性のお悩み
2020/01/08