こんにちは。 住吉鍼灸院です。 今回は男性不妊についてお話をさせて頂きます。 ・男性不妊とは ・男性不妊の原因 ・実際の診断は何をするのか についてお話をしていきます。 ➀男性不妊とは そもそも不妊の定義は、 「妊娠を望む健康な男女が避妊をしないで性交をしているにもかかわらず 一定期間妊娠しないものであり、この一定期間は1年」というのが一般的であると 定義されています。 そのうち、男性側にもその原因があるものが「男性不妊」とされています。 不妊の原因は、女性の方にほとんどの原因があるのではないか、と思っている方も 少なくないと思いますが、女性だけに原因があるのは41%と言われており、 男性だけに原因があるのは24%、男女の両方に原因があるのは24%とされています。 つまり40~50%の約半分は男性側にも関与されているといわれているんです。 前提として、「不妊」は女性側だけの問題ではなく、男性にも問題がある事を 認識していく事が大切です。 【原因】 男性不妊の原因は、多くの因子が関与しておりますが、大きく3つに分かれます。 ・造精機能障害:精子が産生されない ・静路通過障害:精子の通り道が閉塞している ・性機能障害:性行為ができない(射精障害や勃起障害など) 精子は精巣で産生された後、尿道から射精されることになります。 男性不妊とは、この過程のどこかにおいて障害が存在する状態です。 精子は、精液の量、精子の濃度、精子の運動性、精子の形態などでその質を 判定されます。 男性不妊の原因のうち約80%以上は、精子が正常に作ることができない造精機能障害に よるものです。 精巣の中で運動性が良好な精子をつくる機能が低下していると考えられています。 しかし何が原因で精子を作る機能が低下しているのか、特定できるものは少なく、 約半数は原因不明とされています。 最近では、不妊に関係する因子として、喫煙、アルコール、運動不足、疲労、ストレス、 薬、など日々の生活習慣が男性不妊に大きく起因しているとも言われています このような結果から、生活習慣の改善や見直しをすることは、男性不妊を考える上で とても重要であるといえます。 【診断は何をするのか】 ①男性不妊の診断をするために精液を採取して検査をします。 実際に精子に問題があるのかどうか、精子の性状や数、動き、また精液の量や濃度に ついて正常値と比較して調べます。 この検査はその時の状態により若干の変動があるので、複数回行うことが一般的です。 ②精液検査の結果で異常を認めた場合は、泌尿器科や男性不妊外来の専門医を受診する ようにしましょう。 最近ではスマートフォンを使用して自宅で精液検査ができる簡易キットなども 販売されているので、病院に行きにくい方はまずはこういったものから検査をしていく 事も良いかと思います。 今回は男性不妊についてのお話をさせて頂きました。 次回は男性不妊の原因とケアについてお伝えをしていきますね。
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住吉鍼灸院
はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師
川畑光司