東京都江東区にある不妊専門鍼灸院の住吉鍼灸院です。
今回は、東洋医学の「腎虚」についてお話をしていきます。
腎虚ってなんですか？
先日患者さんから聞かれました。
東洋医学でいう「腎」は
五臓六腑のはたらきを調整していて、
生命のエネルギー源として中心的な役割をしている大切な臓器になります。
腎虚とは
成長、発育、生殖に関わる泌尿器、
腎臓などの機能を「腎」と呼び、
「腎」の機能が低下したり、
不足している状態を
「腎虚」といいます。
つまり性行為、妊娠、出産などの
生殖機能が衰退してしまっている
状態のことです
人は誰しも年齢を重ねていくので、
基本的には腎虚になっていくのです
しかし
妊娠を希望している方にとって
腎虚体質は改善したいところですよね
では、どんな方が腎虚なのでしょうか
私って腎虚？？って
気になりますよね
腎虚体質の方の特徴は
色々パターンがありますが簡単にいうと
「全体的に肌の色が良くなく、
乾燥がみられ痩せて若々しさがない」
ように見えます
老化のことでもありますので
抜け毛、白髪が多いという特徴もあります
若い方でも下腹部を触ったときにペコペコして力が弱い感じがあればそれも腎虚になります
ご自身に心当たりはありませんでしたか？
心当たりがあった方、安心してください。
食べ物でも腎を補っていくことができます。
腎を補う食べ物とは
結論から言うとキノコ類、海藻、豆類、植物性タンパク質、水分の多い野菜です。
これは、昔ながらの日本食ですよね。
最近は、ファーストフードや麺類など炭水化物で手っ取り早くお腹を満たせるものが多いですが昔の人が病気少なく健康に長生きしていたのにも納得できますよね。
そのほかにも、栗やもやし・豚肉なども腎虚を改善する食事になります。
五行論での考え方としては「黒いもの」がおすすめです
黒きくらげ・黒ゴマ・黒豆・黒米・ひじき・のり・牡蠣・黒酢などです
好きなものを好きなだけ食べていては身体は良くならないということですね
まずは昔の人の知恵をかりて食事から腎虚を改善していきましょう！
鍼灸治療でもアプローチできます
健康は「睡眠」「運動」「食事」からです。
食事の部分は、自分でしかコントールできないところですが
鍼灸治療でも腎虚を改善することができます。
食事から改善して腎を旺盛にして生殖機能を高めていきましょう
最後までお読み頂きありがとうございました。
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【監修】
住吉鍼灸院 院長 藤鬼 千子
鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師
２０１１年国家資格はり灸師、あん摩マッサージ指圧師免許取得。 ２０１１年住吉鍼灸院入社。 ２０１７年不妊カウンセリング学会認定、不妊カウンセラー。
施術歴１３年
