症例報告1
◎主訴
肩こりとそれに伴う頭痛
◎患者様
30代 女性
◎来院
平成28年 5月
◎症状
学生の頃からの慢性的な肩こりで、ひどい時には頭痛を伴う。
症状は特に仕事終わりに悪化し、低気圧の時には片頭痛が起こる。
頭痛がほぼ毎日起こるので薬を飲んで緩和させるのが癖になっていた。
特に思い当たる原因はないとのことだったが、肩に力が入りやすく、頚・肩・背中の筋肉はかなり緊張していた。
この症状があるため、休日は家で寝ていることが多い状態であった。
「体を動かしたい!」「薬を飲みたくない!」といった潜在ニーズを伺った。
◎治療内容と経過
筋肉の緊張がかなり強かったため、筋肉が硬くなり血流が悪くなったことによる肩こり・頭痛と判断した。そのため、鍼では僧帽筋を中心とした頚・肩・背中のツボや硬結に鍼でアプローチした。また、更に筋肉の硬さを緩和させて血流を改善するためにカッピング療法を行った。他には、頭周りの手技療法、アロマオイルトリートメントを行って筋肉の緊張を緩和させる治療を行った。
初診の治療から5日後、その後は1週間後、初診から1ヶ月の間は1週間ペースで来院いただき、初診から20日後には、症状がかなり緩和されて、1週間頭痛がない状態がキープできるまで改善された。その後は、また同じ症状を繰り返さないためにも、根本から良くするために2週間ペースで来院いただきメンテナンスに移行した。
◎同時に治療した症状
冷え・生理痛緩和の治療
◎使用した主なツボ
天柱・肩井・コウコウ・局所阿是穴
◎考察・まとめ
症状が緩和されて、現在では週に3回ジムに通い、思いっきりカラダを動かすことができている。ほとんど毎日服用していた薬も2週間に一度くらいに軽減した。また、自宅灸や体質改善のためのサプリメントを服用していたことも症状が改善された理由の1つだと考えられる。とても前向きで向上心に溢れる方であったことも症状の改善に良い影響を与えたと思われる。
◎患者様の声