「子宮内膜症と不妊① 子宮内膜症ってどんな病気?」

2023/02/01

皆さん、こんにちは!
江東区毛利にある、不妊専門鍼灸院、住吉鍼灸院です。

皆さんは、
子宮内膜症という言葉を聞いたことはありますか?

詳しくは知らなかったとしても、
割と一般的な言葉になりつつあるのではないでしょうか。
なぜなら、子宮内膜症を訴える人は年々増えているからです。

20〜30代で10%つまり10人に一人
生理痛を訴える方の25%
不妊の方の50%
に見られるという報告があります。

そんな子宮内膜症ですが
原因は未だに明らかにはなっていません。

しかし子宮内膜症の方の体質で多いのは
冷え性であったり、生理痛が重かったり
不規則な生活でホルモンバランスが乱れている
といった症状が多く見られるという事です。

もし今ご自身にこのような症状が
あるのであれば早めに改善してあげることが大切です。

では東洋医学的に子宮内膜症はどのようにみるのでしょうか。

東洋医学では
「気(き)」「血(けつ)」「水(すい)」
が身体を構成する要素だと考えられています。
この3つがバランスを保つことで健康が維持されます。

 

・気とは…生命活動の原動力といわれています。
空気や感情なども気に分類されるのですが
見えないけれど身体を動かすために必要不可欠な
エネルギーの作用を東洋医学では気と表します。

・血とは…文字通り血液のこと。
またその中に含まれる栄養素や
成分(ヘモグロビンやホルモン)のことです。
東洋医学では血の量や質が良くない事を「血虚(けっきょ)」
血が滞る事を「血滞(けったい)」や
「瘀血(おけつ)」といいます。

女性は生理前に子宮内に血液を溜め込みますね。
ですから生理の時期は基本的に血が滞るので
「瘀血(おけつ)」の状態となります。

特に生理前の1週間は瘀血により
肩こりや腹痛、便秘、肌トラブル
といった瘀血症状というものが出るのです。

それが更に強くなったものが子宮内膜症などになりますが
外科の先生が実際に子宮内膜症の方の
手術の話をされるときに、子宮が紫色に腫れていたり
卵巣への太い血管が怒張していたりするそうです。
これは明らかに強い「瘀血体質」であるといえるでしょう。

・水とは…リンパ液や汗、尿などの体液(水分や老廃物など)のことです。
水が足りないと脱水となり血液の巡りも悪くなる為栄養が運ばれませんし、
老廃物を排泄できずに溜めてしまうので血液がドロドロになっていきます。

 

このように考えると
いつもストレスを抱えていたり不安にさらされていれば気を病みますし
冷えが強く血流が悪ければ栄養が運ばれません。
水分が足りていなければ身体の中が老廃物が蓄積して疲れや痛みの症状に。。。

このように考えていくと初めは些細な体調の変化が
ゆくゆくは子宮内膜症などの不調につながっていくこともイメージできますよね。

鍼灸治療はこの気、血、水のバランスを整えるために
それぞれに作用する361以上の穴(ツボ)を使って治療をしていきます。

また東洋医学では養生(ようじょう)といって
普段から健康を心がける習慣を教えています。
毎日の生活習慣がお身体を作っていますので
まずは食事や運動、睡眠を整えることで
気、血、水のバランスを整えていきましょう。

それによって冷えを改善し血流を良くすることで
子宮内膜症であればまずは瘀血の症状を改善し、
更に自律神経やホルモンのバランスを整え
内膜の状態を安定させるなど、女性特有の症状に効果を発揮します。

本日も最後までお読み頂きありがとうございます!
お身体で気になっていることがあれば
ぜひ鍼灸治療をご活用いただければ幸いです。

ではでは、本日はこの辺で^^
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