症例報告75
【患者像】
35歳 女性 会社員
【来院】
2020.3
【症状と来院理由】
主訴:不妊
妊活をはじめて約1年、クリニックでタイミング療法、人工授精2回するも妊娠に至らず、AMHが1以下ということもあり、体外受精へステップアップする段階で当院へご来院。
症状は、月経前のむくみやだるさ、頭痛を伴う体調不良あり。末端の冷えが顕著で首肩こりが強めにでていた。
【治療経過と内容】
治療方針:腹部瘀血反応あり、月経前の不調が顕著、首の緊張が強かったこともあり、血液循環を巡らすよう施術方針を決めた。
首の歪みも頭痛に影響している要因のため、鍼で歪みを緩和させることも行った。
AMHが低いことから卵の質を求めて、抗酸化サプリも併用した。
治療経過:初診から3回目の施術で基礎体温の高温が安定し「ここまで高温になったことはない」と本人の発言。また腹部の瘀血反応も早々に緩和されていった。
当院へご来院されて2回目の周期で採卵を行う。1周期あけて2周期目で移植予定だったが、1周期クリニックをお休みしている期間に自然妊娠する。
【同時に治療した症状】
頭痛、むくみ
【使用した主なツボ、手技など】
三陰交、大巨、子宮、百会、天柱
よもぎ蒸し、オイルトリートメント
【考察・まとめ】
血液循環を良くすること、抗酸化サプリを併用したこの2点が自然妊娠に至る成功要因だったと振り返ります。その結果おなかの柔らかさとむくみの緩和という反応が出て、妊娠しやすい状態になったと考えています。