症例報告13
【患者像】
Y.Eさん 30代 女性
【来院】
2016,10
【症状】
主訴:骨盤の痛み
瞬間的な痛み、特に階段を上がるとき・体重をかけるときに痛み
臀部中心の響くような痛み
ズボンや靴下を履くときの痛み
【治療経過と内容】
治療方針:
臀部の張りが強く見られたため、鍼とパルス治療をおこなった。また、患部周辺の筋緊張を緩め、足の冷えもあったので温めていった。
3診目でくしゃみでの痛みが軽減した。
4診目ではズボンと靴下が履きやすくなった。
約2ヶ月で痛みはかなり消失し、趣味であるダイビングも痛みを気にせずできるようになった。
【同時に治療した症状】
腰痛予防
【使用した主なツボ】
殷門、志室
【考察】
もともとぎっくり腰をしやすく、腰部と臀部の硬さが見られた。また、骨盤のゆがみにより筋緊張が強く出現し、圧迫からの圧痛が見られたと考えられる。
今回は筋緊張を改善、血行改善と共に骨盤のゆがみを調整する手技も取り入れて、短期での治療を行った。約3ヶ月で痛みの消失が見られたので、最後の3回は腰痛予防メインでの治療を行い、卒業にいたる。