こんにちは
住吉鍼灸院です
不妊といっても
10~20%が原因不明の
機能性不妊と言われるものです
また以前は
女性側の問題とされていましたが
現在はでは
約半数が男性に側の原因でもあると言われています
今回はその中の1つ
「抗精子抗体」
についてのお話です
女性にとって精子は異物ですが
通常は抗体は作られません
しかし、
まれに精子に対する
抗体を持っている女性がいます
精子に対する抗体があると
射精された精子が
頸管粘液に入ってこようとしても
抗体に攻撃されて動けなくなり
子宮に入れなくなってしまうのです
また、頸管粘液のみに
抗体があるわけではありません
そのため人工授精で
子宮腔まで精子を送り込んでも
攻撃され動けなくなります
抗体がある場合は
体外受精が必須になります
しかし、「精子不動抗体」がある場合です
その他の抗体の場合は
妊娠可能な場合もあります
・精子所見に問題がない
・ヒューナーテストを
何回か行っても結果が悪かった
→女性に精子抗体がないか
血液検査で調べます
ちなみに精子抗体は
全ての人に共通する抗体で
夫婦の相性の問題ではありません
男性に抗体がある場合もあります
精巣に外傷を受けたことなどが原因で
自分の精子に対する
抗体を作ってしまうのです
精子が凝集して
運動能力が低下したり
女性の身体に入ると
精子が死んでしまったりして
授精ができません
この場合も
体外受精や顕微授精が必要になります
今回も最後までお読みいただき
ありがとうございました
住吉鍼灸院 鈴木