症例報告57
【患者像】
31歳 女性 保育士
【来院】
2019.11
【症状と来院理由】
主訴:不妊
結婚してすぐに妊娠するも化学流産。その後1年経っても妊娠に至らないため来院。不妊専門クリニックでタイミング療法を行なう。
ストレスがあると基礎体温が不安定になることが気がかり。
【治療経過と内容】
治療方針:腹部緊張(腹皮拘急)、背部筋緊張が強く、夜中に必ず1度目が覚めることから自律神経のバランスを整えることで気血津の流れを良くする施術を行なった。
治療経過:施術後便通が良くなる。毎周期高温期になると基礎体温が必ず下がる日があるとのことでしたが、下がることなく高温が続き妊娠に至る。
【同時に治療した症状】
肩こり
【使用した主なツボ、手技など】
三陰交、大巨、関元、子宮、天柱、肩外兪、次髎
オイルトリートメント
【考察・まとめ】
初回施術で便通が良くなったという変化があり鍼の効果をすぐに感じられたことが良かった。また月経が重く鎮痛剤を2〜3日飲むほどでしたので、気血津のめぐりを良くする施術を行なったことが良い結果につながったのではないかと考えています。職業上生活リズムが一定ではないことでホルモンバランスが乱れやすい状態でしたが、自律神経の調整を行なったことも良かったのではないかと振り返っています。