症例報告64
【患者像】
41歳 男性 会社員
【来院】
2018.12
【症状と来院理由】
主訴:首肩こり 踵の痛み 妊活
ご夫婦で妊娠に向けての施術をご希望されて来院。精液所見に異常なし。
【治療経過と内容】
治療方針:前妻との間に一子おり、精液所見に異常はないことから、自律神経のバランスを保ち、気になる症状をケアしていく方針で施術を計画した。
頭痛はないが、首の凝りをいつも気にされていたため首肩まわりの筋緊張を緩和させることと、数年前に硬い靴を履いたのをきっかけに歩くと右の踵が痛いとのことでしたので、歪みの矯正を行うこととした。
治療経過:来院動機である奥様の妊娠について、初施術から月2回の通院ペースで行い約3ヶ月目でご懐妊された。ご自身の症状については、踵の痛みは約半年で完治した。首の凝りは以前ほどの辛さはなく現在もメンテナンスとしてケアをしている。
【同時に治療した症状】
たまに寝違えをされることがあり、寝違えの施術も行なった。
【使用した主なツボ、手技など】
太渓・中極・百会
活法整体
【考察・まとめ】
奥様の妊娠をメインにご来院されていましたが、ご夫婦で鍼灸を受けられることで妊娠するスピードは早いことが今回の症例でもわかりました。特に男性不妊がなくても鍼灸を受けることで自律神経の安定や代謝促進、血流UPが健康をもたらし、パートナーの妊娠に役立ったのではないかと振り返っています。このことからも女性だけが不妊治療を行うよりも、夫婦で取り組むことによる女性側の安心感や、リラックスに影響することも期待できるのではないかと考えています。