こんにちは。 住吉鍼灸院です。 今回は西洋医学的な治療法についてお伝えします。 治療法は大きく分けて3つあります。 *ホルモン補充療法 HRTとも言われます。 これは、減少したエストロゲン(卵胞ホルモン)を補充する方法です。 これにより、ホットフラッシュ(のぼせ、ほてり)や発汗などの血管運動系の症状の改善、 動悸や知覚異常など自律神経系の乱れの改善、閉経後骨粗しょう症の予防と改善、 泌尿器生殖器の粘膜が萎縮や乾燥して起こる萎縮性腟炎や性交痛などの改善がみられます。 そのほか、悪玉コレステロールを減らし善玉コレステロールを増やして脂質異常を改善、 不眠症状の改善、コラーゲンを増やし肌のハリや潤いの改善も期待されます。 また、子宮がある場合はプロゲステロン(黄体ホルモン)を併用して投与します。 更年期障害の根本的治療法として最も期待されているほか、保険適用で自己負担が少ない こともポイントです。 このホルモン補充療法には、口から飲む方法と皮膚にテープを貼る方法があります。 [口から飲む方法] 胃腸から吸収され、血液に入ります。そのため胃腸が悪いと飲めません。 [皮膚にテープを貼る方法] 皮膚から直接吸収されて血液に入ります。飲み薬より胃腸への負担は減りますが、 皮膚がかぶれたりかゆくなったりすることがあります。 また、ホルモン補充療法には投与方法が6つあります。子宮が残っているか 残っていないかで治療法が変わってきます。 [子宮を摘出した方] エストロゲン単独療法 ①持続的投与法 ②間欠的投与法 [子宮が残っている方] エストロゲン、黄体ホルモン併用療法 ①周期的併用投与法 間欠法 ②周期的併用投与法 持続法 ③持続的併用投与法 エストロゲン貼付or経口、黄体ホルモン経口 ④持続的併用投与法 エストロゲンおよび黄体ホルモンのテープ *漢方 漢方と聞くと東洋医学のイメージが強いですが、症状の改善方法として病院から 処方されることも多いです。 ①のホルモン補充療法が使えない場合や、様々な更年期障害の症状をもつ方に まず使われます。 *抗うつ薬、抗不安薬 うつっぽかったり、不安の症状が強い方、①のホルモン補充療法が無効な方に 処方されます。この場合は、人に話を聞いてもらいストレスを取り除くことも 有効なので身近な人やカウンセラーを頼るのもオススメです。 今回は西洋医学的に治療法をお伝えしました。 次回は東洋医学的にお伝えしていきます。 最後までお読みいただきありがとうございます。
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住吉鍼灸院
はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師
加藤優衣