不妊症とは?定義についてお話していきます。

2023/11/20

こんにちは、

東京都江東区にある不妊専門鍼灸院、住吉鍼灸院です。

 

 

当院では、

不妊に悩んでいる方の施術を専門で

施術を行っています。

 

本日は不妊症の定義と原因についてお話していきます。

 

不妊症の定義とは

不妊症は、避妊をせず性交渉を行っても妊娠が達成されない状態を指します。通常、1年以上性交渉を継続しても妊娠が確認されない場合に、不妊症と診断されます。

 

 

不妊症の原因

女性側

排卵因子

排卵が正常に行われない場合、卵子が受精できないため不妊症の原因となります。ホルモンバランスの乱れや卵巣の機能障害が排卵因子の一例です。

健康な女性は、生理開始日の約2週間前に排卵が起こり、女性ホルモンの分泌が変化し、子宮内膜が妊娠に向けて準備されます。しかし排卵障害があると、生理周期が乱れていたり、出血があっても排卵をしていないことがあります。短期間の急激なダイエット(体重減少)などは、排卵障害や月経不順を招き、不妊症の原因となります。

卵管因子

卵管の機能障害や閉塞が原因で、精子と卵子の受精が阻害されることがあります。

卵管因子の不妊は女性側の原因の中で最も多く、30〜40%の割合を占めるといわれています。

精子や受精卵の通り道である卵管が炎症や癒着によって詰まると自然妊娠が困難になります。この原因にはクラミジア感染症や子宮内膜症、下腹部の手術既往などがありますが、クラミジア感染症が原因であることが最も多く、60%以上とされています。虫垂炎などの骨盤内の手術を受けた方、子宮内膜症の方は、卵管周囲の癒着を起こしている可能性があります。

頚管因子

頚管の粘液が精子の運動を阻害することがあるため、受精が難しくなる場合があります。

免疫因子

免疫反応が原因で、体内で受精卵が排除されることがあります。

抗精子抗体という精子を攻撃する抗体を持つ女性の場合、この抗体が子宮頸管や卵管に分泌されることで精子の運動性が失われ、不妊症になることがあります。免疫異常によって精子を障害する抗体がある場合、頸管粘膜内からの分泌によって、精子の通過を妨げてしまうことがあります。

この抗体は卵管内でも分泌されるため、人工授精によって精子を子宮腔の奥まで注入したとしても、通過を妨げたり、授精を妨げたりすることがあります。

子宮因子

子宮内膜の異常や子宮形成異常が原因で、胚着床が困難になる場合があります。

子宮筋腫や子宮の先天的な形態異常などにより、子宮内膜の血流が悪かったり、子宮内に過去の手術や炎症による癒着などがある方に見られます。

 

男性側

造精機能障害

精子の形成過程に問題がある場合、正常な精子が生成されず、受精が困難になります。

精子の数が少ない、または無い、あるいは精子の運動性などの性状が悪いと、妊娠しにくくなります。精索静脈瘤で精巣内の温度が高くなっていると、精子の数や運動性が低下します。また、特に原因はなくても精子が作られない場合もあります。

精路通過障害

精子の射出や精子の移動に障害がある場合、卵子との受精が妨げられます。

作られた精子がペニスの先端まで通るための道が途中で詰まっていると、射精はできても精子は排出できず、妊娠に至りません。過去の炎症(精巣上体炎)などにより精管が詰まっている場合などがあります。

性機能障害

性行為が困難な場合、受精が行われず不妊症の原因となります。

勃起障害(ED)、膣内射精障害など、セックスで射精できないものをいいます。一般的にはストレスや妊娠に向けての精神的なプレッシャーなどが原因と考えられていますが、糖尿病などの病気が原因のこともあります。

 

検査方法

女性側

一般的な検査

一般的な検査には、基礎体温の観察や月経周期の確認、ホルモン検査などが含まれます。

特殊な検査

特殊な検査には、卵巣の超音波検査や卵管造影検査などがあります。

①経腟超音波検査

腟内に器具を入れ、超音波(エコー)によって映し出される画像を観察する検査です。

子宮や卵巣、子宮内膜の状態を確認するほか、子宮筋腫や卵巣囊腫(らんそうのうしゅ)などが発見されることもあります。

②子宮卵管造影検査

子宮の形や、排卵した卵が通っていく卵管が通っているかを調べる検査です。

造影剤を子宮に注入し、そこから卵管まで流れるのを待ち、画像で診断します。

この検査によって卵管の通りがよくなることもあります。

 

男性側

精液検査

精液中の精子の数や運動能力などを評価する精液検査が一般的です。

泌尿器科的検査

尿路や精管の異常を調べるための泌尿器科的検査が行われることもあります。

 

 

治療方法

タイミング

排卵日を中心に性交渉を行うことで、自然妊娠を促す治療方法です。

人工授精(AIH)

精子を女性の子宮内に直接注入することで、受精を促す方法です。

体外受精(IVF)

卵子と精子を体外で受精させた後、受精卵を子宮内に移植する方法です。

顕微授精(ICSI)

顕微鏡下で卵子に精子を直接注入することで受精を促す方法です。

 

 

当院の施術方法

当院では患者一人ひとりの状況に合わせた適切な治療法を提供しています。経験豊富な医師が患者のニーズに合わせて最適な治療プランを立案し、サポートしています。

 

 

妊娠された患者さんの声

当院での治療を受けて妊娠された患者さんからの声をご紹介します。実際に治療を受けた方々の喜びの声が、同じような悩みを抱える方々に希望を与えることでしょう。

 

 

不妊症の定義と原因のまとめ

不妊症は様々な要因によって引き起こされる可能性があります。女性側の排卵や卵管、子宮などの因子だけでなく、男性側の精子の質や性機能も重要な要素です。検査を行い原因を特定し、適切な治療法を選択することが大切です。

 

最後までお読み頂き、ありがとうございます。

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【監修】

住吉鍼灸院 院長 藤鬼 千子

鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師

2011年国家資格はり灸師、あん摩マッサージ指圧師免許取得。
2011年住吉鍼灸院入社。
2017年不妊カウンセリング学会認定、不妊カウンセラー。

施術歴13年

 

 

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