気になる布ナプキンの使い方を徹底解説!布ナプキンのメリットとは?

2016/02/03

こんにちは、

江東区住吉にある不妊専門鍼灸院、住吉鍼灸院です。

今注目を集める布ナプキンについて、どんなものか想像はできるけど、実際に使い方を知っている!という人は多くないのではないでしょうか?今回は実際布ナプキンとはどんなものなのか、詳しい使い方などもふまえてお伝えしますので、是非最後までご覧下さい。

 

布ナプキンと紙ナプキンはそもそも何が違うの?

布ナプキンとは、布を使って作られ洗濯をすることで繰り返し使えるナプキンの事です。生理中のデリケートゾーンのムレやかぶれを抑え、お肌に優しい着け心地で注目を集めています。しかし、布ナプキンになじみがない方からすると、紙ナプキンとの違いは?と疑問を感じることも多いと思います。実際に素材や吸収力、使い方など、布ナプキンと紙ナプキンの違いを詳しくご紹介します。

 

素材の違い

布ナプキンと市販の紙ナプキンでは、使われている素材が大きく異なります。一般的に布ナプキンは肌にあたる「肌面」、経血を吸収する「吸水布」、下着側にくる柄面の布に、経血の漏れを防止する「防水布」という構造になっています。吸収面の布の枚数が多くなればなるほど、経血吸収量が多くなるのが布ナプキンの特徴です。肌面はデリケートな部分に触れる場所なので、オーガニックコットンなど素材にこだわったものを使う場合が多いです。一方、紙ナプキンは高分子ポリマーやポリエチレンフィルムなど、石油を原料とした化学的な素材が多く含まれていることが特徴です。肌触りにこだわるメーカーは肌面にオーガニックコットンを採用している場合もありますが、その分通常の紙ナプキンよりも価格が高いです。また、経血漏れを防ぐためにフィルム素材や撥水性の不織布、さらに下着からズレないように粘着テープが使われています。ズレやすいといわれている布ナプキンよりはしっかりナプキンを固定できますが、この粘着テープなどがムレの原因にもなるといわれています。一方、オーガニックコットンなどの天然素材でできた布ナプキンは、敏感なデリケートゾーンへの刺激が少なく肌触りも良いので、素材の面では布ナプキンの方が体に優しく作られています。

 

吸収力や防水性の違い

布ナプキンが布本来の吸収力を活かして経血を吸収する一方、紙ナプキンはポリマーやフィルム、不織布など化学的な素材で吸収力と防水性を高めていることが特徴です。そのため吸収力と防水性の面では、布ナプキンよりも紙ナプキンのほうが安心して使えるという方も多いでしょう。ただし吸水ポリマーは水分を吸収すると膨張して付け心地が変化します。そのためたくさん経血が出る日はすぐにごわつくことも。水分が蒸発しにくいので経血分の重みと膨張した吸収ポリマーが不快感につながります。布ナプキンは膨らむことはないのですが、2~3時間ごとに交換する必要があるのです。 きちんと交換頻度を守れば十分な吸収力を保てますし、透湿防水布を使用しているため、布といっても経血が簡単に漏れる心配はありません♪経血がたくさん出る日は多い日用や夜用を使用することになるのですが、そういった多い日に使う布ナプキンは吸収面の枚数が多くなっており、たくさん経血が出たとしてもしっかりキャッチしてくれます。また、布ナプキンの形も様々で、横漏れや後ろ漏れが気になる人は立体的になっているタイプを選ぶと安心感が違います。

 

使い方の違い

布ナプキンと紙ナプキンの使い方には、実はほとんど違いはありません。布ナプキンも、紙ナプキンと同じようにショーツの上に固定して使います。紙ナプキンの粘着シール部分が、布ナプキンではスナップボタンやマジックテープに変わるだけなので、固定するときもとても簡単です。むしろ、布ナプキンはトイレで交換するときにビリビリと音がしないので、周りに気を使うことなく快適に交換ができます。布ナプキンには紙ナプキンと同じ形のタイプ以外にも、ハンカチタイプや吸収パッドと本体が分解できるタイプなど様々なものがあります。ハンカチタイプは血で一回汚れても、交換せずにおり方を変えて新しい面を出すことで交換せずに清潔な状態が保てます。2つに分解できるホルダータイプは汚れた吸収パッドのみの交換で済むので、持ち運ぶ荷物がコンパクトになります。

 

使用後の処理

使用した後のナプキンの処理は大きく異なります。紙ナプキンはそのまま処分しますが、布ナプキンは繰り返し使うため軽く洗ってつけ置きしておきます。そのため布ナプキンの場合、つけ置きバケツと洗剤を用意する必要があります。毎回洗うのはちょっと面倒そう、と心配になるかもしれませんが、実際使用してみるとつけ置きすることで意外と簡単に汚れが落ちるので、そこまで苦労は大きくありません。外出先では汚れた面にアルカリウォッシュなどの洗剤を溶かした液をスプレーして、においが漏れないチャック袋などにいれておきましょう。 経血汚れが乾いてしまうと、その後の汚れ落としに時間がかかるので外出先では汚れた面にアルカリウォッシュを溶かしたスプレーをすることが大事です。あらかた汚れが落とせていれば、その後は通常通りにつけ置きした後軽く洗い、洗濯機に入れればOKです。特別大変な手間があるわけではないので、慣れると気になりません。

 

布ナプキンの種類

主な布ナプキンの種類には、一般的な使い捨てナプキンのように1枚で使える「一体型」、本体と吸収体が分かれており吸収体だけを交換する「ホルダー型」、ハンカチのような四角い形の布を折りたたんで使う「プレーン型」などがあります。では、色々な種類の布ナプキンの中で、どんな布ナプキンを選べば良いのか、種類による布ナプキンの特徴をお伝えしていきます。

 

一体型タイプ

「一体型」は、一般的な使い捨てナプキンのように1枚で使えるタイプです。使い捨てナプキンと同じ感覚で使えるので、布ナプキンを初めて使う方にぴったりなタイプです。1枚ですべて揃うので持ち運びが簡単で、交換時には使い捨てナプキンと同じように交換できるので衛生的です。また、ボタン等のスナップでショーツにしっかり固定されるので、ズレにくいのも特徴です。

 

ホルダータイプ

「ホルダー型」は、吸収体を交換するタイプです。吸収体を固定する土台と、お肌に当たる部分の吸収体の2種類を組み合わせて使います。吸収体のみ交換すればいいので、かさばらず吸収体のみ買い替えることができるのが特徴です。

 

プレーンタイプ

「プレーン型」は、使い捨てナプキンと違ってハンカチのような四角い形のものが多く、三つ折りなどにしてショーツの上に置いたり、ホルダー型布ナプキンの吸収体として使ったりすることができます。 大きいので持ち運びには不便ですが、干すときに布ナプキンだと分かりにくい形と、お洗濯が簡単なのが特徴です。

 

おりもの・ライナー用

布ナプキンには形の他にも様々なサイズと厚みがあります。布ナプキンでは、おりもの用から、昼用・夜用とサイズ展開がありますので、毎日使うおりもの用から使用してみるのもオススメです。特に使い捨てナプキンには香料が使われていることが多く、香料の多くは石油由来の化学物質が大半です。最近では、化学物質の中でも、ホルモンのバランスをかく乱する環境ホルモンが問題になっています。毎日使う物だからこそ、安全に使えるものを選びたいですね。

 

布ナプキンのメリットは?

具体的に布ナプキンと紙ナプキンの違いや、布ナプキンの種類についてお伝えしましたが、では実際に布ナプキンのメリットには、どんな事があるのかお伝えいたします。

 

ムレにくくてかぶれにくい

例えば、一般的な生理用品である使い捨てナプキン(紙ナプキン)の場合、ズレを防止するためにショーツに貼る粘着テープや、漏れを防ぐために使われているビニールシートなどの素材によって、湿気が閉じ込められムレやすい状態が作られてしまうといわれています。

それに対して、布ナプキンは布でできているため肌に直接当たる部分は下着と同じ肌心地で、オーガニックコットンなどの天然素材の特徴から、紙よりも通気性に優れており湿気が出ていきやすいため、使い捨てナプキンよりもムレにくいのが特徴です。

 

冷えが気にならない

布ナプキンは布を重ねて作られているので、着用したときに洋服を重ね着しているような、ふんわりとした温かさが続いてくれます。

生理中はもちろんですが、普段の冷え対策や温活アイテムとしても活躍してくれます。

 

肌のかゆみが起きにくい

一般的な使い捨てナプキンで過ごすと、肌面がデリケートゾーンと擦れて感触が気になってしまったり、痒みや痛みが起こってしまうことがありますよね。一方、布ナプキンは下着と同じように布で作られているので、デリケートな箇所に直接当たっても、擦れによる痒みやムレによるかぶれや痛みが起きにくいのが特徴です。

 

生理中の臭いが気にならない

生理中の気になる臭いですが、実は本来「経血は無臭」なんです。臭いの主な原因は、ムレによって経血に雑菌が繁殖してしまうことで、生理中の独特の臭いが発生してしまいます。その点、布ナプキンは通気性に優れておりムレにくい特徴であることと、余分な水分を蒸発させることで細菌の繁殖もしにくくなり、使い捨てナプキンと比べて臭いが気になりません。

 

ゴミが出ず、置き場に困らない

布ナプキンは洗って繰り返し使うため、交換するたびにゴミが出ません。ゴミを捨てるまで貯めておくこともないので、交換後の気になる臭いも発生せず、ゴミ捨てやゴミ袋を買う手間がはぶけます。また、大切に使えば平均で3年以上も同じものを使い続けることができるため、長い目で見ると使い捨てナプキンよりも、布ナプキンの方が断然お得で経済的なのです。

 

妊活や妊娠中の体調管理につながる

洗って繰り返し使うので使用後は必ず「自分の手で洗う」必要がありますが、経血を手で洗うことに抵抗を感じる人もいらっしゃるかと思います。ですが、布ナプキンを通して自分の経血と向き合うことで、日々のおりものや経血の変化に気付きやすくなり、体調管理の役割を果たしてくれます。

 

布ナプキンの使用方法と注意点

それでは、ここからは布ナプキンの使い方について具体的にお伝えしていきます。

 

基本的な使い方

布ナプキンの使い方は、固定方法が粘着テープからボタンに変わるくらいで基本的にはほとんど同じです。簡単に3ステップでお伝えいたします。

①裏表を確認する

基本的に白く肌触りが良い面が表になります。デリケートゾーンにあたる部分なので、清潔に保たれているか確認しましょう。

②下着に布ナプキンを乗せる

紙ナプキンと同じように、下着に布ナプキンを乗せます。下着は普段から使っている物で大丈夫です。

③布ナプキンのボタンを止める

下着に布ナプキンを乗せた後は。羽根の部分を織り込んでボタンで留めましょう。ボタンがカチッとハマる音がすれば完了です。

※布ナプキンは紙ナプキンに比べて漏れやすいと不安になる人もいらっしゃるかと思います。そんな時は使い捨てナプキンの上に布ナプキンを重ねれば、万が一の漏れの心配もありません。肌に当たる部分は布ナプキンの通気性の良い自然素材になる為、ムレやかぶれ、化学物質の経皮吸収も気にならなくなります。

 

ショーツの選び方

布ナプキンを使うにはどんな下着が良いの?と悩むこともあると思います。基本的には布ナプキンで使用している下着をそのまま使用してOKですが、より布ナプキンと相性の良い下着のポイントがありますのでお伝えいたします。

①ビキニ型の下着

ボクサー型の下着はショーツのクロッチ部分が広く、布ナプキンをボタンで止める際にシワになってしまったり、ボタンで止められない場合があります。

②綿などの滑りにくい素材がおすすめ

下着のズレを予防する為には滑りにくい素材がオススメです。サテンやツルツルした生地のものだと、布ナプキンがズレやすくなる場合がありますので、なるべく控えましょう。

③フィット感があるものを選ぶ

ふんどしタイプなどのゆったりしたショーツは下着と布ナプキンの間に隙間ができてしまい、布ナプキンがずれやすくなってしまうので控えると良いです。ズレが気になる方はショーツの上からスパッツ、タイツやレギンスを履くことでフィット感を出す事ができるのでおすすめです。

 

持ち運び方

ほとんどの布ナプキンは折りたたむとポケットティッシュほどの大きさになります。持ち運ぶ際はポーチなどに入れて持ち運びましょう。布ナプキンの折りたたみ方は、肌面が内側になるように折りたたみます。ほとんどのものは折り畳んだ際にボタンで止められるようになっているので、各メーカーの折りたたみ方を参考にしましょう。使用前の布ナプキンはお手持ちのポーチに入れて、使用後の布ナプキンは臭いなどが漏れないようにジップロックなどの防水タイプの袋で持ち運ぶと良いです。メーカーによっては使用後の布ナプキンを入れる専用袋を用意してるので調べてみると、ちょうど良い袋が見つかるかもしれません。

 

交換

布ナプキンも紙ナプキン同様、経血の量に合わせて交換が必要です。布ナプキンは使用後洗濯して再利用する為、外出先では使用済みの布ナプキンを持ち帰る必要があります。経血は特徴として一度固まると洗濯でも落ちづらくなってしまいますので、布ナプキンを交換する際には使用済みの布ナプキンに洗剤やセスキ炭酸ソーダを溶かした水をスプレーして湿らせておくと、洗濯をする時に経血が落ちやすくなります。水300mlに対しセスキ炭酸ソーダを小さじ1杯程度の割合で作った水をスプレーボトルに入れて携帯しましょう。布ナプキン交換時に肌面に3〜4プッシュが目安です。

 

洗い方

布ナプキンの洗い方を使い始めと繰り返し使う際に分けてお伝えします。

《使い始め》

布ナプキンを使い始める際、新品のオーガニック素材の布ナプキンは天然由来の油分が残っているため、使い始める前に1度水洗いを行いましょう。洗濯機で洗剤や柔軟剤などは使用せずにゆったりとした水量ですすぎ洗いをしてください。洗濯ネットに入れて洗濯から脱水を行い、後は乾けば使用可能です。

《使用後の布ナプキン》

まずはバケツとセスキ炭酸ソーダを用意します。経血がついた布ナプキンを45度以下の水道水ですすぎ経血を落としておきます。そこからバケツに水1.5ℓと大さじ1杯くらいのセスキ炭酸ソーダを入れ、布ナプキンをつけ置きします。半日〜約1日つけ置きしたら、軽くすすいで洗濯ネットにいれ通常の洗濯物と共に洗濯機で洗うか、優しく手洗いしましょう。脱水後に形を整えて乾燥させたら完了です。

 

まとめ

ここまで、布ナプキンについてお伝えして来ましたが、いかがでしたでしょうか?ナプキンは皮膚吸収しやすい部分だからこそ、安心して使える素材のものを身に付けたいですね!ここまでお読みいただきありがとうございました。

 

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【監修】

住吉鍼灸院 院長 藤鬼 千子

鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師

2011年国家資格はり灸師、あん摩マッサージ指圧師免許取得。
2011年住吉鍼灸院入社。
2017年不妊カウンセリング学会認定、不妊カウンセラー。

施術歴13年

 

 

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