自律神経と妊活についてお話をさせて頂きます。
①自律神経について
②自律神経を整えるメリット
③妊活との関係
④自分で整える方法
①自律神経について
そもそも、自律神経って何なのか…
聞いた事はあるけど、
何となくは分かるけど、
そういった方、多いのではないのでしょうか。
自律神経について
自律神経とは、「自分の意思とは関係なく働く器官」の事を言います。
例えば、肝臓を動かそうと思っていても、自分で動かす事って、ほぼ不可能ですよね。
内臓の働きや体温調節などの器官をコントロールしている役割を担っているのが、自律神経なのです。
交感神経と副交感神経
自律神経には交感神経と副交感神経があります。
この二つはそれぞれの働きが違います。
車で例えると
交感神経は「アクセル」役
副交感神経は「ブレーキ」役ともいえます。
交感神経は、日中、活動時の時により活発になります。またこの神経が強く働くと、血圧の上昇、瞳孔の拡大がおこり、興奮状態になります。
一方で、副交感神経は、寝ている時や、リラックスしている時により活発に働いてくれるので、血圧は下がり、心拍数は減少、瞳孔は収縮して、身体は休んでいる状態になります。
生きていく上でどちらも必要であり、この2つの神経のバランスが乱れると、様々な不調が現れやすいと言われています。
自律神経は自分の意思でコントロールする事は難しいですが、日々の生活の過ごし方、生活習慣、ストレスを自分自身で管理する事は可能です!
②自律神経を整えるメリットについて
「寝たのに疲れが取れない…」
「日中になると眠くなる…」
「寝付きが悪い…」
「休みの日なのに何もする気になれない…」
などなど、
もしかしたら自律神経が関係しているかも知れません。
自律神経を整えるメリットについて
1.朝スッキリ起きられる
2.集中して物事に取り組める
3.疲れにくい体を作る事が出来る
4.オンとオフの切り替えが出来る
こちらについて詳しく説明していきますね。
1.朝スッキリ起きられる
1日のスタートは交感神経が刺激をされ、1日の活動が始まる様になります。
自律神経が整っている事で、1日のスタートがベストの状態で過ごせる様になります。
2.集中して物事に取り組める
1日のスタートと同様に、活動時(日中など)には交感神経が優位になり、何かに集中をしたり、運動している時に活発になります。
もちろん人間は、長時間集中して何かに取り組む事は難しいものです。健康な状態であれば朝起きてから日中にかけて、活動をしていく事が1日の生産性の向上にもつながります。
3.疲れにくい体を作る事が出来る
生きていると、体には色んなストレスがかかります。例えば、環境的なもの、食生活の乱れによるストレス、体を保持するために使う筋肉、姿勢などの構造的なストレスもあります。人間には、自然治癒力というものがあり、外部からのストレスにも対抗できる力が具わっています。
交感神経と副交感神経がバランスよく刺激されていると、ストレスに負けない体になっていきます。
自然治癒力とは、本来人間がもっている、ケガや病気などを治そうとする力の事です。
4.オンとオフの切り替えが出来る
夜になると副交感神経が優位になり、体を休めようとするリラックスタイムに入ります。逆に日中などの活動時には交感神経が刺激をされていることで、より質の高い睡眠を取ることに繋がるのです。
自律神経を整える事で1日の生活の質が上がり、より充実した毎日を送っていけるようになります。
③自律神経と妊活の関係について
そもそも妊娠しやすい身体とはどういったお身体をいうのでしょうか。
【妊娠しやすい身体とは】
・冷えにくい体
・生活習慣が整っていること
・ストレスを溜まりにくい
1.冷えにくい身体
体が冷えているのは、血液の流れが悪く、滞りやすいということです。
東洋医学では、「気・血・水」がスムーズに流れている状態が理想の状態です。
逆に滞っている状態というのは、子宮や卵巣に栄養、酸素が行き渡りづらい状態であると考えます。
2.生活習慣が整っていること
生活習慣の中でも、運動、食事、睡眠が重要だという事は、言うまでもありませんが、日々の生活の中に妊娠しやすい体が妊娠しづらい体なのか、ヒントが隠されているのです。生活習慣が整っているからこそ、最終的に妊娠しやすい体になる事が出来るのです。
3.ストレスを溜めない。
妊活をしていく上で、ストレスを溜めない事はとても重要です。
人間はストレスと向き合い生きています。生きていく上で心地よい疲労感(良いストレス)は大切ですが、悪いストレスもあります。
過度の疲労、食生活の乱れや運動不足などは、生活の質を悪くするだけでなく、妊娠にも大きな影響があります。
ストレスは自分の命を守るために、でるものですが、それが出続けてしまうと、子宮や卵巣にも血液が行き渡りづらくなってしまいます。
たまにはリフレッシュする時間を取ったり、運動をしたり、休養をとりながら、ストレスなく生活を送っていく事が妊娠の1番の近道かもしれません。
④自律神経を整える方法について
当院では、治療内で自律神経についてお話をすることがあります。
その理由としては、治療をした後もご自身でもケアを行い、良い状態を維持してほしいからです。
その為のケアとして、お家でも行える自律神経を整える方法をお伝えしていきます。
自律神経を整えるためには副交換神経を優位に、つまりリラックスすることが大切になります。
1.呼吸
唯一、意識的に自律神経にアプローチできる方法。それが、「呼吸」です。
ゆっくりと、おなかの動きを意識しながら
呼吸(腹式呼吸)をしていると、心拍数の減少、血管の拡張…など、
意識的に副交感神経が優位になる状態になります。
腹式呼吸とは、横隔膜を使ってお腹を動かす呼吸法です。
息を吐く時にお腹をへこませながら吐いていきます。
息を吸うときにはゆっくりお腹をふくらませながら吸い込みます。
仰向けで行うと自然に腹式呼吸になるので、難しい方は仰向けでやりましょう。
*ポイントは息を吐く時間を長くすることです。
2.足湯
体が冷えてしまうと副交感神経が働かなくなります。そのため体を温める対策が必要です。
その一つが足湯です。足湯は全身浴と同じような効果があり体温を上昇させることができます。また、全身浴は交感神経を緊張させやすいため自律神経が乱れている方には
あまりおすすめできません。そのため足湯が効果的です。
やり方はバケツを用意してその中に足を浸けます。目安の温度は少し熱い程度です。
(夏42℃・冬45℃)。お湯が冷めてしまったら足し湯をして
温度を調整してください。浸ける時間は15分~20分ぐらいですが
発汗のために余計なエネルギーを消費して逆に疲労を高めてしまい
がちなので、汗がダラダラと出るようであれば出た時点で止めて
ください。睡眠の質を高めるためにする足湯は寝る前に行うことが
ベストだと考えています。
以上となります。
是非、参考にして頂ければ嬉しいです。
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住吉鍼灸院
はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師
川畑光司