こんにちは。
住吉鍼灸院です。
さっそくですが、
皆さんは鍼灸治療を見た事はありますか?
最近は一般の方も、SNSなどを通じて、鍼灸を目にする機会が増えてきたのではないかと思います。
東洋医学的な治療だけでなく、トリガーポイント治療であったり、美容鍼であったり、
いろんな手法の鍼治療があり、調べるとネット上にもたくさんの画像や文献があるように思います。
そんな時にふと、
「これは一体どこに鍼を打っているの?」
そんな風にお感じになった方もいるのではないかと思います。
ですので今日は東洋医学におけるツボの概念について話をしていこうと思います。
ツボとは、東洋医学では「経穴」と呼ばれています。
そしてその経穴同士は互いに連絡しているものも多く、その連絡通路を「経絡」と呼んでいます。
そして経穴とは、東洋医学の考え方に「気」という概念があるのですが、その気の道上にあるエネルギーの源のようなものを指します。
ちょっとわかりづらいのでイメージをお伝えすると
電車の路線図が気が通る道(経絡)だとすると、その路線上にある駅の1つ1つが経穴、という事になります。
気とはエネルギーであり、そのエネルギーの供給や運搬がうまくいかないと、そのツボに影響が出て、体の不調として現れることになります。
ですので私たち鍼灸師はその方の不調を診て、聞いて、触って、感じて、どこに原因があるのかを探り、その症状に合わせてツボを選んで治療していく事になります。
もちろん東洋医学ではなく、中医学をベースに治療を組み立てる先生や、
筋肉を診て治療していく先生など、その先生によって治療の考え方は様々であり、
十人十色である事は言うまでもありません。
東洋医学自体は、2000年以上も前に発症した医学理論と言われております。
その頃はまた解剖学や生理学も今ほど分からなかった時代ですが、今の医学と照らし合わせても共通する部分がたくさんあります。体を診る為のレントゲンやMRIもなかった時代にもかかわらず、です。
これはどういう事なのかというと、それだけ多くの臨床実験がそこにあったという事が推測されます。経験に基づいた医学とも捉えることが出来そうですね。
たくさんの経験の上に成り立った理論であることを考えると私自身もワクワクし、鍼灸そのものの奥深さに魅了されます。
ツボについて、少しご理解を頂けましたでしょうか。
また隔週でツボについてのお話をさせて頂きますのでお楽しみに。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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住吉鍼灸院
はり師・きゅう師
染谷寛子