お尻の冷えに悩んでいませんか?
こんにちは、東京都江東区にある不妊専門鍼灸院、住吉鍼灸院です。
いきなりですが、皆さまのお尻触ってみて冷たくないですか?
実はお尻は意識しないと冷えているか自覚のない方が多いのです。
腰や足や手先も冷たくないのに、お尻が冷えている方は結構多くいらっしゃいます。
ふとお尻を触った時に『冷たい!!』と感じたことはありませんか?
『これが普通だよね』『お尻は冷たいもの』とそのまま放置していませんか?
そのお尻の冷えは体からの危険信号かもしれません。
今回は、お尻が冷える原因と温め方についてお話していきます。
冷え症をタイプ別にご紹介します
冷え症には3つのタイプがあります。
1、体内で熱を作ることができないタイプ
このタイプの方は、筋力量が少ない為に体内で熱を作ることが出来ず、慢性的な冷えを引き起こしてしまう方です。
日中に最も多く熱を産生するのは筋肉が行っています。
そのため、筋肉量が少ないと熱が産生できず、結果冷えにつながります。特にお尻は脂肪が多いところで筋肉も少ないところなので余計にお尻は冷えやすいのです。
2、熱を作ることはできるが、全身に巡らせることができないタイプ
身体で作られた熱は血液によって全身を巡り、身体を温めてくれます。
ただし、寒暖差やストレス、不安などによって血管を支配している自律神経が乱れると血流が滞り、熱が全身を巡りにくくなります。
また、暴飲暴食で内臓が疲れてしまっている場合も熱を全身に巡らせることへエネルギーを注ぐことができず、結果的に身体の冷えを引き起こしてしまいます。
消化する為に血液が胃腸に集まる為、他の器官への血液の供給が減る事で熱の生成が起こりにくくなるからです。
3、体内の熱が体外に逃げやすいタイプ
このタイプは水分を大量に摂取している方に多いです。
水分の摂り過ぎで体内の熱が逃げ、身体を冷えやすくしてしまっているのです。
水分を摂る事も大切ですが排尿や発汗することも同じくらい重要です。
排尿や発汗が上手くできないと身体の中に水分が溜まり、身体を冷やしやすくするだけではなく、むくみの原因にもなります。
下半身の冷えは体からの危険信号
お尻の冷えは、体の内側から発せられた危険を知らせるサインでもあります。
お尻が冷たいという事は、骨盤内の血流が悪い可能性もあるため、子宮の冷えにもつながる可能性があります。
そのため、お尻が冷えていることで子宮や卵巣の病気はもちろん、生理痛や生理不順にも引き起こしやすいと言われています。
また、骨盤内にある血管は下半身にも繋がっている為、下半身への血流も悪くなり老廃物も溜まりやすく、またむくみの原因にもつながります。
そしてお尻は大きな筋肉が重なり合っています。
加齢や運動不足によってどうしても固くなり冷えてしまうのです。
お尻の大きな筋肉が固まると、主要な血管や神経を圧迫し血流が悪くなり、冷え性を起こしてしまいます。
女性のからだは元々、子宮を守るためにお尻に脂肪がつきやすくなっています。
その為、女性のお尻は特に脂肪が多く一度冷えると温まりにくいのです。
また、デスクワークを行なっている多くの方は、血液の循環が悪い状態になっているため、お尻が特に冷えやすいです。
お尻が冷える原因
お尻が冷える原因は様々ありますが、今回は代表的な2つの原因を紹介します。
・脂肪
脂肪は冷えやすいと聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
皮下脂肪は「温まりやすく冷えやすい」という性質を持っているため、保温効果と冷却効果どちらも持っています。
ただし、脂肪自体は熱の産生を行わないため、自ら熱を発することがありません。
外部から温める事で温かくはなりますが、根本的に温めることは難しいのです。
・下半身の歪み
下半身の歪みによって骨盤周りの血液の循環が悪くなります。
そして骨盤周りにある器官は冷えの影響を受けやすくなります。
・骨盤周りの筋肉が凝っている
女性は年齢を重ねると、骨盤やお尻まわりの筋肉が凝りやすくなり、お尻の冷えに繋がります。
お尻には梨状筋や内閉鎖筋と呼ばれる筋肉がありますが、この筋肉が硬くなると、坐骨神経を圧迫します。
坐骨神経の中には下半身の血流をコントロールする交感神経が含まれているため、結果お尻が冷えてしまうのです。
・お腹や内臓が冷えている
お尻が冷えているということは、お腹や骨盤はもちろん、子宮などの婦人科系の臓器や、その他の内臓も冷えている可能性があります。
その場合、お腹や骨盤を温めることでお尻の冷えを防ぐこともできるのです。
冷え症のデメリット
冷え症によるデメリットは、以下のとおりです。
1.妊娠しにくいからだにつながる
2.基礎代謝が落ちる
3.むくみやすくなる
4.内臓が冷える
5.腰痛の原因
6.下半身太り
7.ホルモンバランスの乱れ
8.便秘
沢山ありますね・・・
しかし、お尻の冷えを改善することで、これらの身体の様々な悩み・不調を改善することができるということでもあるのです。
こちらの記事でも「おしりの冷え」に関して解説していますので、是非ご覧くださいませ。
https://sumiyoshi-shinkyu.net/13871
住吉鍼灸院では冷えからくる「肩こり・腰痛」に対する鍼灸施術も行っております。
冷え対策!今から始められる温活ケア
それでは、すぐに始められる温活のケアについてお伝えしますね。
1、仙骨を温める
仙骨を温めることで骨盤内の血液が温まりやすくなります。
また骨盤周りの筋肉だけではなく、子宮などの器官も温める事ができます。
温める方法は
・カイロ
※最近は低温のカイロが販売されていておすすめです。
・入浴
・よもぎ蒸し
・綿orシルクの腹巻き
※綿やシルクは吸水効果があり保温効果も高いためおすすめです。
個人的には、カイロもおススメではありますが、入浴やヨモギ蒸しを行い自分で熱を生み出す力をつけて腹巻やレッグウォーマーで保温する方が代謝も上がりおすすめです。
2、4つの首を温める
4つの首とは、
首・お腹(くびれ)・足首・手首です。
首やお腹は体幹に近いところにありますが、手首や足首は末端に近いため冷えやすく、温める事が重要です。
温める方法は
・ネックウォーマー
・腹巻き
・足首、手首ウォーマー
・足湯
3、ストレッチ(股関節・お尻)
ストレッチを行うことで筋肉が伸張されて血液の循環が良くなります。
主に硬くなった股関節やお尻の筋肉を軟らかくすることが効果的です。
柔軟な筋肉を作る方法は、
・開脚をして股関節の周りの内転筋を弛める ※あぐらで脚を開くストレッチも効果的です。
・椅子に腰をかけて片方の脚をもう片方の足に乗せて4の字を作り身体を前に倒すとお尻のストレッチができます。
4、入浴や睡眠時間をとる
入浴や十分な睡眠時間を摂る事によって自律神経を整えることが出来ます。
入浴によって血管が拡張して老廃物質を流しやすくするだけでなく、身体を外から広範囲に温める事ができます。
また、睡眠を取る事は自律神経を整える事にも繋がるので冷えの改善につながります。
5、鍼灸で全身治療
鍼灸治療では自律神経のバランスを整えることで緊張した血管を拡張させます。
その結果血流アップを行い、冷えの改善につながります。また、骨盤のゆがみも整えて行く事で骨盤内の血流もよくなりお尻の冷えも改善されます。
こちらでも「温活」に関する解説をしております。
https://sumiyoshi-shinkyu.net/223777
当院でのアプローチ方法
当院では、全身治療によって自律神経に対するアプローチと血液循環をアップさせる施術を行っています。
鍼やオイルトリートメント、整体だけではなく、鍼の効果を最大限に高めるために遠赤外線やお灸、棒灸、よもぎ蒸しなどの補助療法を併用し施術を行います。
冷えに対しても一人一人身体の状態は変わりますので、その方の身体の状態に合わせた施術をオーダーメイドで行っております。
冷えが気になる方は是非、一度当院にご相談下さいませ。
お尻の冷えのまとめ
お尻の冷えは体の内側から発せられた危険を知らせるサインであり、冷えは身体の様々な不調を招きます。
「冷えは万病のもと」と言われるくらい病との関係があると言われています。
ただし現代社会ではエアコンによって身体が冷えやすい環境にいたり、運動習慣がなく運動不足によって冷えを訴える方が増えてきています。
特に足や手の冷えは気づく方は多くいらっしゃいますがなかなかお尻の冷えは気付きにくい場所になります。
今回の記事をきっかけに自分自身の身体の状態に目を向けてみることも冷えを改善することの一つになりますので皆さんも是非、冷えを簡単に捉えず、向き合ってみて下さいね。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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【監修】
住吉鍼灸院 院長 藤鬼 千子
鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師
2011年国家資格はり灸師、あん摩マッサージ指圧師免許取得。 2011年住吉鍼灸院入社。 2017年不妊カウンセリング学会認定、不妊カウンセラー。
施術歴13年