こんにちは、東京都江東区にある不妊専門鍼灸院の住吉鍼灸院です。
この気温差などで最近当院でも「頭痛」を症状として訴えられる方もいます。
頭痛にも様々な種類がありますが、いつものことだからとほったらかしにしていませんか?
今回は、頭痛の種類と対策についてお話していきます。
①緊張性頭痛
原因と状態
多くは、姿勢による筋肉の緊張や筋肉のアンバランスによる緊張が継続し、その結果として、頭痛が出てきます。
首の前後の緊張や肩凝りが原因で出てくる頭痛です。デスクワークの方に特に多い症状です。
近年、片頭痛が一定期間継続した後に、緊張性頭痛になるという考えも出てきました。
症状
頭が重い、どんよりする、だるい、鈍く痛むなど、ズキズキする頭の痛み以外を頭に感じる。多くは頭と首の境目、目の奥に痛みとして感じる。
②片頭痛
原因と状態
多くは、頭の中の血管が拡張して、循環が良くなり過ぎるために、血管が広がったために頭痛が出てくると言われています。
ただし、頭痛の出方によって、血管が一時的に狭くなったために出ていると思われる片頭痛もあります。
症状
ズキズキと感じる頭痛を感じます。
片側だけに頭痛を感じた場合に、片頭痛という分けではなく、頭全体や後頭部のみなど、様々なケースがあります。
頭痛を感じる前に、眼の前に光が飛んだりと、前駆症状と呼ばれるものを感じる方もいらっしゃいます。
③群発頭痛(群発性頭痛)
原因と状態
現在は、三叉神経と呼ばれる顔の感覚に関わる神経と頚部の自律神経が関わっていると考えられる頭痛です。
症状
多くの場合、患者は中年男性で、目の奥に信じられないほど痛みを感じます。
その頭痛は、数日から数週間の間に集中し、それが終わると、数週から数ヶ月後に再び現れます。頭痛は、平均30分続き、患者が今まで感じた痛みの中で、最も強い痛みです。
その他、頭痛と同じ側に、目の充血、勝手に涙が出る、鼻水が詰まる、額および顔面の発汗などの症状も見られます。
アルコールで悪化しやすく、また喫煙歴がみられることもあります。
➃歯や顎の問題による頭痛
原因と状態
顎関節症と診断されている・されていないに関わらず、食事内容(硬い食べ物)や長時間の会話の後に見られやすい頭痛です。
長時間休むと痛みがなくなるために、安静にして休養したり、睡眠により改善が見られます。
歯科治療中あるいは治療後から感じ始めるケースが多いです。ほかにもストレスにより食いしばり、歯ぎしりが続くことで頭痛が起こることもあります。
症状
片頭痛のようなズキズキする、あるいは鈍い頭痛を感じます。主に耳の上付近やコメカミ周辺に感じることが多いようです。
その強さは全く動けなくなる状態から、多少動きが緩慢になる状態まで様々です。
⑤低血糖による頭痛
原因と状態
以下のような血糖値が低い状態のときに感じる頭痛です。
1.長時間、食事を取っていない
2.食事を取ったときに、インスリンというホルモンが出過ぎたために、血糖値が低くなって生じる
症状
多くは、14〜16時頃に感じ始めます。
頭の痛みに関しては、ズキズキや鈍い痛みなど様々な痛みを感じます。
その他に、めまいを感じることもあります。
そのほかにも怖い頭痛、二次性の頭痛も起こることがあります。
頭痛の予防法・対処法
頭痛の予防法・対処法は症状によって変えなければ効果はありません。
温めて治るもの、冷やした方がよくなるものなど頭痛の症状によって違います。
そのためには、まず自分がどんな種類の頭痛なのか頭痛の状況を記録しておくことも必要です。
そして、頭痛をなくしていくためにも規則正しい生活は必要です。ストレスがあると脳の酸素量も減ってしまいますので、ストレスとうまく付き合いながら生活していくことも大事ですね。
そして、本日たくさんの頭痛の種類をお伝えしましたが、どれも鍼灸治療の適応となります。自分でなにの種類の頭痛かわからない方は一度ご相談くださいませ
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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【監修】
住吉鍼灸院 院長 藤鬼 千子
鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師
2011年国家資格はり灸師、あん摩マッサージ指圧師免許取得。 2011年住吉鍼灸院入社。 2017年不妊カウンセリング学会認定、不妊カウンセラー。
施術歴13年