症例報告15
【患者像】
M.Sさん 40代 男性
【来院】
2016.12
【症状】
主訴:風邪
前日より喉の痛み、気管支炎のような咳、だるさ。
【治療経過と内容】
治療方針:
風邪のひき始めだったため、大椎(首回り)を中心に瀉法を施す。
【同時に治療した症状】
足元に熱を集め、頭寒足熱を施す。
【使用した主なツボ】
大椎、風門、足三里、中睆…
【考察】
熱はでていなかったが、喉の痛みと咳を訴えていたため、熱が上に上がっていると考え、腹部、足元に熱を下ろすようにした。風邪のひき始めだったことから大椎へのアプローチをし、熱を外に出すように瀉法を施したことが、悪化させずに済んだ。施術が終わりお帰りの際は体が軽いとお話され、病院に行く予定だったがいかずに治ったと報告があった。