症例報告32
【患者像】
Y・Tさん 30代 女性 パート
【来院】
2017.7
【症状と来院理由】
主訴:不妊症
平成29年1月から不妊専門クリニックでの不妊治療をするも妊娠に至らず、受けた検査で卵管造影検査で異常ありと見つかり、両方ともに狭窄気味と診断される。
生理不順があり、冷えと姿勢の歪みが気になり根本的な体質改善を目的に治療を希望。
【治療経過と内容】
治療方針:
骨格矯正、血流改善、自律神経の調整
治療経過:初診での治療で骨格の歪みがあり、鍼治療と整体のみ。2診目にはオイルトリートメントを活用して首肩の緊張緩和を目的に治療。
治療計画では治療初期は歪みの改善と筋緊張の緩和を目的に鍼灸治療と整体、オイルトリートメントを中心に治療を行い、生理痛の緩和と冷えの改善を行う。治療中期では自律神経の乱れを整えながら周期治療を行い、人工授精に合わせての治療に専念する。
この計画とともに治療がスタートしたが、中々妊娠に至らず、平成30年5月からステップアップを考え、体外受精へと進む。採卵とはしかの治療を行い、同年の7月に初移植を行い、陽性反応を認める。現在も妊娠継続して来院中。
【同時に治療した症状】
歪み、ストレス、自律神経の調整
【使用した主なツボ】
整体療法、三陰交、百会、印堂
【考察・まとめ】
仕事柄、足元が冷えやすい環境にいて、来院当初はキンキンに冷えきっていました。
さらに性格的にも力が入りやすい性格で筋肉の緊張が強く触れるだけで敏感に感じてしまうほどの緊張とカラダの歪みがありました。ストレスも溜めやすいとのことで治療と共にストレスケアを行い、体と心のバランスを保ち整えられるようにしていきました。人工授精で良い結果に恵まれなくても前を向いて治療とケアに専念していました。
さらにご主人もメンテナンスで来院されて将来への投資として健康の重要性をご夫婦で実感されて実践されていたことが何よりも素晴らしく、ご主人が喜んでいる姿がとても印象的でした。