症例報告37
【患者像】
72歳 女性 調理師
【来院】
2017.8.24
【症状と来院理由】
主訴:右下腿の痛みとしびれ
2ヶ月前から右下腿外脚に痛みとしびれを感じる。
【治療経過と内容】
治療方針:整形外科にてMRIでは若干腰椎狭窄しているが症状はでないレベルと診断。歪みにより右臀部への負荷がかかっていると考え、臀部の筋硬結の緩和を刺鍼で行ない、体のバランスを調整するために整体法で首の治療を行なった。
治療経過:週に2回ペースで3回目が終わったところで右下腿の症状が半分以下に減少した。その後1週に1回ペース、2週に1回ペースと施術間隔を開けていき、今はたまに痛みがでるが以前ほどの痛みはでなくなった。現在1ヶ月に1回のペースでメンテナンスを行なっている。
【同時に治療した症状】
ひどい肩こりもあり、歪みに関連すると診て、首の施術も行なった。
【使用した主なツボ】
環跳、承扶、陽陵泉、肩外兪
活法、オイルトリートメント
【考察・まとめ】
右下腿の痛みとしびれは体のバランスが右に寄ったことで、臀部で神経の圧迫が出たと考え治療した。そして首の施術をすると下腿の症状が緩和されることから、首肩の緊張が強いことも歪みに関係し、下腿への症状に繋がっていたことがわかった。