こんばんは!住吉鍼灸院の須藤ななみです。
今週も妊活に役立つお話をしていきますね。
今週のアイスブレイクは、
『マチネの終わりに』観てきましたよー!!
この1週間のあいだで2回も観てしまいましたよ!笑
大人の切なく儚く美しいラブストーリーでした。
こんな言葉が私の心に沁みました。
「人は、変えられるのは未来だけだと思い込んでいる。だけど、実際は、未来は常に過去を変えているんです。」
この言葉がまさに1つの作品になった大人のラブストーリーでした。
ゼヒゼヒ観ていただきたい作品です。
それでは、本題へ。
本日は「食」習慣について。
まず人間の身体は、2つのエネルギー生成系が協働しています。
その1つが、糖質を燃料としてエネルギーをつくる「解糖エンジン」
主に炭水化物を糖に変え、瞬発力のある働きをします。
もう1つは、「ミトコンドリアエンジン」です。
ミトコンドリアエンジンは、わずかな糖を着火剤に、
酸素を使って大量のエネルギーをつくります。瞬発力は弱いものの、持続性に優れています。
解糖エンジンは別名を「子作りエンジン」とも呼ばれます。
男性の精子は、解糖エンジンを主に使って活動しています。
●豆知識
解糖エンジンは、低酸素・低体温の環境でよく働くので、
入浴後には睾丸に水をかけてあげるとベリーグッドです。
そして、卵子は主にミトコンドリアエンジンからエネルギーの供給を受けています。
なぜなら、卵子はお母さんのお腹の中にいる時から、排卵されるまで
長いあいだ卵巣にあり、受精卵になってからも細胞分裂を繰り返して
10ヶ月をかけて外の世界に出ていく準備をしていきます。
なのできちんと持続してエネルギーを供給できるミトコンドリアエンジンが必要なのです。
一方、精子は1日に5000万〜1億個つくられます。
1回の射精では、1億〜4億個もの精子が送り出されます。
精子の生成には、瞬発力の高い解糖エンジンによるエネルギー供給が必要なのです。
男女の違いがよくわかりますね。
ちなみに精子の場合、卵子までたどり着けるのは
運動量の高い精子だけなので、持続的な運動量は、
ミトコンドリアエンジンによって支えられています。
妊娠に大事なのは、2つのエンジンのバランスです。
これらのエンジンの働き方は、食によって違ってきます。
毎日の食べ方で卵子と精子のパワーは違ってくるのです!!
しかし解糖エンジンは過剰に働きすぎると、
ミトコンドリアエンジンを狂わせてしまいます。
ではミトコンドリアエンジンの働きを守るには、
どうしたらいいでしょうか。
ポイントは解糖エンジンを過度に働かせないことです。
解糖エンジンは糖だけを燃料として働きます。
糖質をとりすぎないことが、卵子や精子を老化から守ることになります。
もっともよくないのは、「白く精製された炭水化物」です。
炭水化物は、米や小麦、砂糖などに豊富です。
簡単に言えば、主食と甘いものです。
美味しくて大好きなものばかりですよね。
白く精製された炭水化物がよくないのは、
食物繊維をそぎ落としてしまっているからです。
食物繊維は、腸内細菌のエサになるのでとっても大切です。
白米やパン、麺類、お菓子などなど。
美味しいものばかりですよね。
絶対にダメとは言わないので、
「週に1回小さいものを1個だけ」と決めて楽しまれてはいかがでしょうか♪
最後までお読みいただきありがとうございました^^
住吉鍼灸院
喜びを与える鍼灸師
須藤ななみ
参考文献『腸から始める妊活のススメ』