症例報告82
【患者像】
30歳 女性 会社員
【来院】
2020.1
【症状と来院理由】
主訴:多嚢胞性卵巣症候群による月経不順
【治療経過と内容】
治療方針:PCOSのため食事指導をしながら、自律神経系へのアプローチをメインに施術を行いました。お仕事のストレスで円形脱毛症にもなってしまいましたが、比較的早く育毛しました。食事指導は砂糖を含む飲料や、精製された炭水化物の摂取を控えることをしました。
治療経過:クリニックで排卵誘発剤を1年使用していましたが、鍼灸施術を始めて2回目の周期で自力で排卵し、34日で周期終えました。排卵前のおりものも確認できました。施術開始して約半年で29日周期で月経が回るようになりました。
【同時に治療した症状】
不妊治療
【使用した主なツボ、手技など】
足三里、太けい、中かん、天柱、次りょう
頭蓋骨の調整
【考察・まとめ】
食事指導と合わせて鍼灸施術を進めたことが効果的でした。特にストレスフルなお仕事のため頭蓋骨の調整など脳へのアプローチをしたことが、正常なホルモンバランスへの変化をもたらしたと振り返ります。