今回も前回に引き続き
精子のおはなし
精索静脈瘤ってご存じですか?
一般人口における
精索静脈瘤の頻度は
10〜20%
そして
男性不妊の20〜40%が
精索静脈瘤が原因なのです
精索静脈瘤って
なにかというと
睾丸周辺の血液が
スムーズに流れなくなるもので
これにより睾丸の温度は上昇し、
精子の状態に悪影響を与えます
(エス・セットクリニックHPより)
これは
手術をすると治るもので
実際に顕微授精をしても
なかなか妊娠に至らなかったけれども
手術後自然妊娠した
というケースはよくあるそうです
実際に当院でも
転院を何度もし、
顕微授精をされてきた方が
ご主人の手術後
1回目の顕微授精で
妊娠されたということもありました
その方は無事に
出産されています
精索静脈瘤は
精子の質を下げてしまいます
移植をした結果
妊娠に至らなかったとき、
女性の心はとても傷つきます
手術をすることは
男性にとって
負担なことだと思います
しかし女性も
仕事と両立させて
クリニックに通院されたり、
食事や運動で
体質改善を頑張ったり
負担はとても大きいのです
妊娠をご希望されている女性に
男性にも原因は半分あるんですよと
お話しします
そのとき大半の女性が
ご主人に遠慮されます
妊娠は
ひとりでするもので
はないのですよ
ご主人と一緒に
赤ちゃんが来てくれるのを
待ってくれたらいいなと思います
来週もまた
住吉鍼灸院の出来事を
載せていきますね。
最後までお読み頂き、
ありがとうございます。
鍼灸師 藤鬼千子