症例報告55
【患者像】
30歳 女性 会社員
【来院】
2019.8
【症状と来院理由】
主訴:不妊症、卵胞が育ちにくい、頭痛、めまい
【治療経過と内容】
治療方針:脈:滑
背部、頸部の筋緊張が強く、めまい外来に行くほどめまいと頭痛が頻繁にあったため、自律神経のバランスを整えることによって体の緊張を緩和していった。また排卵しにくいため食事指導も合わせて行なった。
治療経過:施術を始めて4回目のときに鍼灸をはじめてからまったく頭痛が出なくなったと報告あり。基礎体温も安定してきた。ご主人が単身赴任のためタイミング療法がうまくいかないこともあり妊娠に至っていないが、不快な症状は緩和されてきている。引き続き妊娠に向けて施術を行う。
【同時に治療した症状】
めまい、頭痛
【使用した主なツボ、手技など】
三陰交、えい風、天柱、心兪、肝兪
オイルトリートメント
【考察・まとめ】
背部の筋緊張とともに腹部の硬さも緩和されていき、体全体がリラックスできるようになってきたことで、血液循環がよくなり冷えの緩和もありました。クリニックで排卵誘発剤を使用しながら妊活をされているため、排卵までの日にちはづれることはありませんが、自律神経のバランスをとることでホルモンバランスへの影響を期待しています。