症例報告5
【患者像】
Yさん 30代 女性
【来院】
2016,4
【症状】
主訴:不妊治療、手足の冷え、膝痛
H26よりCLに2〜3年通ってもなかなか妊娠に至らない。
CLで受けた検査の中で卵管造影検査のみが異常ありと診断された。
結果は両側ともに詰まりが見つかり、体外受精へとステップアップした。
採卵しても内膜が薄く、移植が出来ないこともあり、不安がある状態。
小さい頃から手足の冷えは自覚しているが、特に対処はしていない。
3ヶ月前から急に日ひざ痛を自覚。
根本的な身体と体質改善を望みネットで検索し、当院へ来院した。
【治療経過と内容】
初期症状が出ている膝痛と血流改善を高める治療を開始して、3回目の治療で膝痛の改善を認めた。
足先の冷えとむくみは治療と共に自宅ケアをお勧めしていく中で睡眠不良や便秘の改善を認めた。
治療開始してから4ヶ月で陽性反応を確認。
現在、順調にマタニティーライフを過ごしている。
【同時に治療した症状】
手足の冷え、膝痛、不眠症、便秘
【使用した主なツボ】
三陰交、横骨、太谿
【考察】
体外受精にステップアップしましたが、根本改善のため、足元からの血流改善、自律神経の乱れ、骨盤矯正を取り組むことで心身ともに身体に与えるストレスが軽減していき、採卵していく卵が良質になり、内膜が厚くなって順調に妊娠に向けて身体を整えていくことが出来ていたのが一番の近道であると考察出来た。また、鍼灸治療だけではなく、体質と血流を改善するサプリを同時に取り組んでいたのも根本改善に繋がり、妊娠に至った。
現状をしっかりと理解して、身体にあった治療とサプリを活用して取り組みことを勧める。